VOICE NEWS
参学への道標
2021.08.02
落ち着いて計画的に自分を導いていく
自分では何も徳業も罪業もしない ただ誇張された風評に翻弄される 誰も問題を解決してくれはしない 誰も功徳を口に入れてもくれない 愚かに水を引いていかないように いざ 18 釈尊の教えというのは、私たちひとりひとりの個人に語りかけられたものであり、それが仏教であるが、仏教というのは […]
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釈尊の行状とその教法
2021.06.29
釈尊が説かれた四部のタントラ
作怛特羅 作怛特羅には六つの種族がある。すなわち如来族、蓮華族、金剛族、五遊族・持宝族、世間族である。 このうち如来族には八部ある。種族の皇帝部怛特羅、種族の皇継者部怛特羅、種族の皇妃部怛特羅、種族の頂厳部怛特羅、種族の憤怒天や憤怒天女の憤怒部怛特羅、種族の皇使部怛特羅、種族の皇 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.06.22
秘密真言乗の分類
怛特羅部の分類 或る者は「作怛特羅、行怛特羅、瑜伽怛特羅、最上瑜伽怛特羅、無上瑜伽怛特羅とで合計怛特羅は五部である」と主張し、また別の者は「下三部怛特羅の上には、父無上怛特羅・母無上怛特羅・母之母怛特羅とがあり合計で六部である」と主張している。 しかし私たちが自説とするものとして […]
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釈尊の行状とその教法
2021.06.12
秘密真言金剛乗とは何か
大乗蔵に顕教・密教の二つがある理由 『秘密授記経』では「因を実践する因の転法輪の後、金剛乗に近しい道が未来に生じるだろう。」と説かれるように、大乗には因波羅蜜乗と果秘密真言金剛乗との二つがある。秘密真言乗を〔経蔵・律蔵・論蔵に含まれない〕第四の蔵であるとする説もあるし、経蔵に含ま […]
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釈尊の行状とその教法
2021.06.10
声聞蔵・菩薩蔵/小乗蔵・大乗蔵とは
三蔵と二蔵 釈尊が説かれた仏説・正法を教化の対象となる弟子・所化の観点で分類すれば、声聞蔵と大乗蔵の二つにに分類することができる。声聞蔵とは、こじんまりとした小規模のものを好む傾向をもつ人々に対して貪欲を離れるための活動を教えたものであるとされるものである。これに対し壮大で、かつ […]
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釈尊の行状とその教法
2021.06.07
仏説の全体とその分類
釈尊が説かれた仏説・正法を、それがどこから発生したのか、という発生源の観点で分類すれば、釈尊の「直説」(kaṇṭhokta)すなわち如来が直接語られたものを発生源とする言葉、釈尊が「加持」(adhiṣṭhāna)したものを発生源とする言葉、釈尊が弟子たちに対して「許可」(anuj […]
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釈尊の行状とその教法
2021.06.06
十二分教・十二部教とは
釈尊の説かれたことばをその芳醇な表現形式で分類すると、それは十二の部分より成り、これを「十二分教・十二部教」という。これは、ラトナーカラシャーンティ『八千頌註・最勝心髄』で「契経(सूर्त མདོའི་སྡེ།)・応頌(गेय དབྱངས་ཀྱིས་བསྙད་པའི་སྡེ།) […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.31
了義・未了義と三蔵とは
釈尊が説かれたものを、それが一体何について説いたものなのか、という表現対象で分類すると世俗諦・勝義諦のどちらを説いているのか、という観点で未了義経・了義経の二つに分類することが可能である。また私たちが解脱や涅槃を得るために身につけるべき戒定慧のどれについて説いているのか、という観 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.30
三転法輪各説
聖言の提示 『解深密経』संधिनिरमोचनसूत्र ではパラマールタサムドガタ菩薩が釈尊に奏上するという形で三転法輪について次のように説かれており、まずはその経文を確認しておこう。 世尊。初於一時在婆羅尼斯仙人堕処施鹿林中。惟為発趣声聞乗者。以四諦相転正法輪。雖是甚奇甚為希 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.29
法輪とは
如来の言葉を、その発生時期を通じて分類すれば、まずは法輪というのは何かということを考え、その上で三転法輪の転法輪のそれぞれが一体如何なるものなのか、ということを説明しよう。 まずは法輪とは何か、ということを考えるためには、法輪の定義、何故「法輪」と呼ばれるのか、法輪の分類としてど […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.28
仏説とは
如来の言葉(*वचस्, གསུང་)のことは、仏説・仏語・仏言などと様々な術語で呼ばれているが、そもそも如来のことばというのは如何なるものであろうか。 如来の言葉や仏説とは、まず法と呼ばれるに相応しいものと関係したものを表現対象をとしているものである。そして、欲界・色界・無色界 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.27
正法とは
釈尊の行状とは、仏教の開祖である釈迦牟尼如来がこの地上で如何なる活動をされたのか、ということを示すものであるが、如来の活動の中心は衆生に説法をする、ということであり、私たち仏教徒にとって仏法こそが最も重要な関心事であり、知らなくてはならないものの中心であり、同時にそれは仏法僧の三 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.26
涅槃示現
釈尊は大乗と小乗の法輪を無数に転じられて、無数の神々と人間たちを教化されたので、御歳80歳の丑年には、釈尊に退散させられて以来活動休止状態になっていた魔王が、もう充分仕事もなさったので、そろそろどうか涅槃してもらえないだろうか、と打診してきた。釈尊は、ご自身が教化しなくてはならな […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.25
転法輪
釈尊は、36歳の4月15日に成道の相を示され、最初の週は菩提樹の下にそのまま留まられていた。そして第二週には三千大世界の端まで歩いて行かれたが、第三週には再び戻られて菩提樹を瞬きせずに凝視されていらっしゃった。 第四週目には東の海と西の海の端から端まで歩いて行かれた。菩提樹の下で […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.24
成道示現
四月十五日の未明に、魔の大軍を退散させた後、釈尊は四禅を成就して、初夜において、天眼通を得てすべての衆生がいま如何なる業によってそこに生まれ、そこで如何なる業によってどのような暮らしをしているのかのすべてを見渡すことができる天眼通による智見明(jñānadarśanavidyā) […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.23
降魔
釈尊は、無上菩提を得るまではこの座から決して起き上がるまい、と決意し、坐につかれると十方の菩薩たちがこれを祝福しにやってきて、十方の如来たちは、釈尊が人間の肉体をもちながら、これから成道される、と宣言した。欲界に君臨する、ならず者たちは、これを聞き、釈尊が菩提への道に至るのを邪魔 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.22
入菩提道場
4月14日の午前にナイランジャラー河の畔の村でスジャータによる乳粥の接待を受け、そのまま釈尊はこれから魔を退けて現等覚しようと決意されて「菩提の場」(ボーディマンダ)へと進まれた。その一歩一歩の歩みは、最高に優美であり、無垢であり、大地を響かせ、山をも振動させ、これまでにこの世界 […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.21
苦行精進
釈尊は29歳の7月8日にカピラヴァストゥを去り、出家して乞食の沙門となった。そこから苦行に入るまで3ヶ月間は各地を托鉢しながら遊行していった。 ヴァイシャーリーの仙人たちの地と呼ばれるところで、当時様々な方法で様々な苦行を実践し修行者たちが暮らしていた。そのなかでもアーラーダ・カ […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.20
四門出遊
出家への要請 釈尊はシダールタ王子として結婚し皇位継承者を授かり、将来の王としてなすべきことの全てを達成した。しかしこれはあくまでも在家の王としての役割であって、ここに生まれてきたのは王となるべく人物として為すべきことを為していくことではない。ここに生まれてきたのは仏になるとはど […]
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釈尊の行状とその教法
2021.05.19
成婚
皇太子妃の条件 釈尊はある日、農村を家来の誰も同伴せずに、ジャンプ樹のもとで座禅をして第四静慮まで到達してそのままその禅定に留まっておられた。他の国の仙人たちや誰にも邪魔することができず、その姿は帝釈天や梵天を圧倒するほどであった。釈尊がなかなか城に帰ってこないので、浄飯王は心配 […]