DhamekStupa
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BuddhaShakyamuniFace

VOICE NEWS

参学への道標
2021.10.08
如来の境地を目指して学ぶべき五大聖典
中観と論理とを統合した見解 阿毘達倶舎論と波羅蜜の修習 教説の所蔵している律の行法 この一部が欠けても三学は整わない それ故 五大聖典を不足なく学びなさい いざ 25 ゲルク派の総本山ではダルマキールティの『量評釈』、チャンドラキールティの『入中論』、弥勒の『現観荘厳論』、ヴァス […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.10.05
彗星が流れていく方へと
恐るべき輪廻の断崖に墜ちないように 無垢な志をもち聞法を繰り返してきた 真偽を量るため清浄な道理の力をかり 無限の善説の了義・未了義の何れかと 他者に頼らなくても如実に峻別できる 賢者の境地を得なくてはならないのに 然れども勝者の微細な意趣はもちろん 進むべきか退くべきかの方向性 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.09.29
樹々のように、雲のように
声聞・独覚・菩薩の凡夫の各々には、 資糧道・加行道位の二種の者がいる。 声聞は預流・一来・不還・阿羅漢と、 四向四果で分けるのなら八輩がいる。 独覚は麟角喩と部行とで二者がいる。 菩薩は十地によって十種の者がいる。 障礙が有る者を有情というのであり、 障礙を断じた者が聖者・覚者で […]
参学への道標
2021.09.22
枯渇しない清流をつくるための立ち位置
聳え立つところに川ができることもない 低いところから上の方を仰いで見上げる すべての法友を敬い見習っていくことで 彼らの長所を着実に吸収し蓄えてゆける 高過ぎる思いはすぐにでも刈取りなさい いざ 24 険しく聳え立った崖の上に川をつくるのは困難である。川を作って自分と周りを潤そう […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.09.21
記憶にない罪状で囚われた私たちのことを
貪欲の泥に沈んでしまい解脱道から逸れている 無明の深い闇のなか 智慧の眼を持っていない 戯論により逮捕されて輪廻の監獄に監禁される 業の拷問を受け続けている私 君の大悲の所依 27 私たちは決して思い通りならない人生を生きている。幸せを求めるが、人生は簡単でなく、ひたすら必要なも […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.09.19
住んでいる場所や姿はさまざまだが、私たちは仲良くひとつである
地獄には熱地獄・寒地獄・近隣の者 分散しているもの、で四種がいる。 餓鬼は本拠地の者と分散した者とがいる。 畜生には大海を住処とする者たちと 三大陸に分散し棲む者とで二種がいる。 人間は四大州に分散して四種がいる。 欲天は四天王衆・三十三天・夜摩天、 兜率天・化楽天・他化自在天と […]
参学への道標
2021.09.18
如来の意向を知る者こそ頭を垂れている
無明の闇を払うため聞法の焔を燃やすとも 慢心で煙を燻らせるのなら本体は包まれる 徐々に見えて来るべき善悪も見えて来ない 法となるなら心は穏やかに続くはずである 空ろな穂のように頭を高くすべきではない いざ 23 如来のことばを学んでゆき、如来の意向を知っていき、自分の問題として受 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.09.16
溺れる私たちの最期の希望
人間や神々は輪廻の牢獄の主人ではある しかし生まれて死に老いては悶えてゆく この激流に溺れながら有の海に漂着する 有の快楽に囚われた不条理を知りつつも 意に反して愛着が知性の眼を塞いでいる 苦悩を快楽と錯覚し邪見に駆られている 転倒し挫けている私は何も見えていない どうぞ有の激流 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.09.14
動きつづけている人たちのことを
それにはまた三有があるが 悪趣とは地獄など三種があり 善趣とは人間と六欲天とであり この十種の者が欲界の者である 20 精神でも物質でもないものは心不相応行と呼ばれ、そこには様々な感情や思考などの心相応行という精神的なものと、たとえば何かを獲得している状態である「得」などの、精神 […]
参学への道標
2021.09.08
黄金の光彩を放つ如来の文字列をどう読むか
考えついてこうだろうと判った気になろうとも 教法は深遠であるからこそ確定できてはいない あれこれに適用すれば妄想を膨らませるだろう 思索に節度を保ちつつ 文脈に絡みつくように 議論の展開と要旨に相応しい分析をするように いざ 22 私たちはいま釈尊の教えを直接聞く機会もないし、龍 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.09.07
見知らぬ惑星に生まれるのか、地球上の人類でいるのか
欲を満たすために悶えて傷つけることもない 眠ってしまうこともなく 心の重圧も退けた 心や体に走った激痛からもいまは逃げだした 上禅定の力によって永く安らかに過ごせている 色・無色の天界の境地を得ていても 行苦の呪縛から逃れられた訳ではない 過去世の禅定が引き出したこれが尽きる時 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.09.06
私たちと世界を作っている、揺れ動く心の風景
相応・不相応で行は二つある 心相応行には五十三種がある 不相応行は先述のものであり 人もまたこれにほかならない 19 五蘊のうちの物質である色蘊・感覚や知そのものである識蘊、これに経験を受蘊として、それが一体何かを表象している印象である想蘊という色・受・想・識の四つどれでもないす […]
参学への道標
2021.08.29
他人の思想、自分の思想
誤りなき聖典をひとつずつ確実にして その上で他の聖典と総合的に考察する 見かけたもののすべてを繋ぎ合わせて どんなに追いかけても知性は失われる 自分の思想をしっかりと構築しなさい いざ 21 仏教を学ぶということは、世俗の学問を学ぶこととは異なっており、最低でも自分自身の死後のこ […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.08.28
すべての欲望が叶う時に訪れる悲劇
美しい肢体と宝飾品で身を飾り 美しい宮殿の楽園に住んでいる 永く望んだ希望のすべてが叶い 上趣の神の栄華を極め遊戯する しかし死相が射し込んできたいま これまでずっと心を魅了されてきた 数々の美しい天女たち 楽園の宮廷 甘露の料理や服飾品は失われてゆく もう若き息子たちとも離れて […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.08.18
自己を形成する個人的な経験と印象の塊
眼等と集合して接触して 発生する受蘊は六つある。 同様に想蘊もまた六つある。 18 五蘊は、私たちの感情や思考というものをひとつの塊であると考えることをやめさせて、経験である受蘊、それが一体何かという心の印象である想蘊、そして様々な心の動きとそれ以外の物質でも精神的なものでもない […]
参学への道標
2021.08.16
鍵がなければ、扉は決して勝手に開かない
それぞれの聖典が表現しているもの 目指そうとするその目的に眼を背け ただ問答の受け答えに耽溺してしまい 聞くに耐えるが論理的に破綻している ことば遊びでは単なる雑談に過ぎない 表現と論理の両方を合わせ学びなさい いざ 20 チベットの僧院では、二十年以上もの年月をかけて所定の伝統 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.08.15
苦しみの容器に閉じ込められた人間
人に生まれていても財産や地位を 失うかも知れない憂いに悩まされ 上趣にはいても恵まれず困窮する 欲望を実現するために疲弊してゆく 快楽を求めてその糧へと奮闘するが ひとつ叶えてもいつも完璧ではない 身体には苦痛があり心には不安がある 何をするとも様々に苦しみ悶えていく 23 悪趣 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.08.11
水と炭でできた壊れやすい有機体
倶舎論は十一色蘊を説いている。 17 五蘊の最初の色蘊とは、『阿毘達磨倶舎論』では、物質のことであるが、これは眼根・耳根・鼻根・舌根・身根の五根、色・声・香・味・触の五境、それと感受できない物質である無表色とで合計十一あるとする。感受できない物質である無表色とは、地・水・火・風な […]
参学への道標
2021.08.08
如来たちのことばの響きと対話する
どんなに甚深なる口伝を求めても どんなに様々な伝授を授かるとも 文法 修辞学 医学 暦学などに 拘泥すれば本典の聞思の妨げとなる 根の部分を捨て枝葉を捉えぬように いざ 19 釈尊は衆生たちをこの苦しみから解脱されるために法性の真実を説いている。法性の真実は如来が地上に存在してい […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.08.07
崖の淵に立って考える、これからのこと
この光景を眼にすれば勿論だろう 聞くだけでも恐ろしい惨劇である 地獄 餓鬼 畜生 そして修羅道 さらに険しい崖の底へと堕ちてゆく 賢者が咎めるこの罪業は深く重く 無始以来 そしてこれからも積集する 崖の淵で前を向くが弱りきったこの私を 悪趣の恐怖から救い給う時がやってきた 22 […]