VOICE NEWS
ダライ・ラマ法王
2010.09.30
11月11日 ダライ・ラマ法王特別法話会
第11回ノーベル平和賞受賞者世界サミットに参加されるダライ・ラマ法王より特別説法会を行っていただくことが決定しましたのでご案内します。 ダライ・ラマ法王Teaching 2010 in 広島 特別法話会「輪廻と業果」~過去・現在・未来と「私」を見つめる 特別ゲスト:ダライ・ラ […]
ジェ・ツォンカパ
2010.09.18
道三種枢要
[帰敬文] 至尊大師たちに頂礼します。 0 [礼賛] 勝者の教説すべての核心の目的 勝子たちに讃嘆されている道 賢劫の解脱を求める者たちの桟橋 私はこれらを出来る限り説明してみたい 1 [著作宣誓] 誰であれ今生の楽へと執われず 有暇具足を活かさんと勤める者 勝者を歓喜させる道へ […]
VOICE
2010.08.25
語ることも思考することもできないもの
仏典のなかで実践の深遠さというものが説かれる時、「語ることも思考することもできないもの」(不可詮・不可思議)と何度も説かれています。一方では、同時に実相の意味を知るためには、「聴聞をしたり考えることが必要である」とか「論理によって検討すべきである」とも何度も説かれています。 この […]
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ダライ・ラマ法王
2010.08.13
ブッダの境地というものはいまの我々の延長線上にある
我々はいま今の段階では我執をもっている。この我執にまみれた心が“我”を捉えているのである。しかしそう捉えている通りに成立しているのだろうか。これを繰り返し検証し考える必要がある。そうすることで“無我”とは何のことか分かる。これが聞所成の慧である。 そしてそのような理解が起こった後 […]
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ケンスル・リンポチェ
2010.08.12
チベットの僧侶の衣
チベットの僧侶の衣は何故赤いのかと申しますと、もちろんそれはチベットは気候が大変寒いということもあげられますが、お釈迦さまがお経のなかで「黄色か青か赤の衣を着るとよい」とおっしゃっているのに基づいています。 またチベットの僧侶の衣のなかで下に履くシャンタプというのがあるのですが、 […]
ケンスル・リンポチェ
2010.07.27
ケンスル・リンポチェ
チベット仏教ゲルク派総本山デプン・ゴマン学堂の第75代学堂長ケンスル・リンポチェ・ゲシェーラランパ・テンパ・ゲルツェン師は、財団法人東洋文庫外国人研究員を長くつとめ、現在の日本のチベット研究者を指導し、その後、MMBAの会長として、日本初のチベット仏教僧院を広島で開創するなど、日 […]
VOICE
ダライ・ラマ法王
2010.07.18
真実の請願文
1960年9月10日ダライ・ラマ法王がチベットから亡命してすぐに中国によるチベット侵攻の犠牲になったすべてのチベット人、そしてチベット問題の一刻もはやい解決を願って著された詩がこの詩です。この詩は現在も亡命チベット社会のすべての小学校をはじめとしてするチベット社会全体で、チベット […]
VOICE
2010.06.22
すべての人は心をより善いものに変えていく可能性をもっています
2010年6月20日に長野県長野市で行われたダライ・ラマ法王の講演をレポートします。 ダライ・ラマ法王2010年来日特別記念講演 タイトル:『善き光に導かれて -今、伝えたい心-』 場所:長野市 ビッグハット 日時:2010年6月20日(日)14:00~16:00 レポート作成: […]
VOICE
2010.06.13
不安や恐怖感に対するもっと有効な対抗手段は、慈悲です。それは、私たち自身がもっている自分の内なる力を取り戻してくれるものです。
ダライ・ラマ法王の言葉をご紹介します。 不安や恐怖感に対するもっと有効な対抗手段は、慈悲です。それは、私たち自身がもっている自分の内なる力を取り戻してくれるものです。 最近日本でも大流行りのツイッターですが、ダライ・ラマ法王のつぶやきをみなさまフォローされていますか?事務局ではダ […]
菩提道次第略論
2010.04.25
L2 他者の心を成熟させる菩薩行
四摂事とは “布施”とは以前の波羅蜜の箇所で解説した通りであるが、“愛語”とは所化に波羅蜜を説くことである。“利行”とは説いた通りの利益を所化が享受するようにさせたり、正しく受持するようにさせることである。“同事”とは他者が目的としているその目的に、自らも住してそれに応じて学ぶこ […]
菩提道次第略論
2010.03.28
M6 智慧波羅蜜
M6には三つ、すなわちN1 智慧とは何か・N2 智慧の分類・N3 心相続に如何に起こすか。 N1 智慧とは何か 一般的に智慧とは、考察している事物において法を決択するもののことであるが、ここでは五明処に通じることなどの智慧である。 『道次第広論』では『菩薩地』を引用し、菩薩が地を […]
菩提道次第略論
M5 禅定波羅蜜
M5には三つ。すなわち、N1 禅定とは何か・N2 禅定の分類・N3 心相続に如何に起こすかである。 N1 禅定とは何か 〔禅定とは〕何らかの善なる所縁に一境に住している心のことである。 N2 禅定の分類 その個体の観点では、世間・出世間の二つ〔の禅定〕がある。 その分(所属)の観 […]
菩提道次第略論
2010.03.27
I3 菩薩戒を授戒して如何に学ぶのか
I3 には三つ、すなわちJ1 学ぶための基盤・J2 そこに所学がどのように纏められるのか J3 そこでどのように学ぶのかの次第 。
菩提道次第略論
H1 行一般をどのように学ぶのか
H1には三つ。菩薩の所学を学びたいという意志のを学ぶ・それを学んだ後に勝子律を守る・菩薩戒を守りどのように学ぶかの次第。
菩提道次第略論
G3 それらをどのように学ぶのかの次第
G3には三つ、すなわち、H1行一般をどのように学ぶのか、H2特に後二波羅蜜をどのように学ぶのか。
菩提道次第略論
G2 方便と智慧とを別々に学んだのでは成仏できない
仏位を成就する方便に従事するということは、誤りのない方便というものが必要となるのであり、誤った道にいくら励んだとしても、果が生じることはないのである。それは乳搾りをしたいと思って角を引っ張っているようなものである。 また誤っていないとしても、不足分があるのならば、果が生じるこ […]
菩提道次第略論
G1 発心した後に所学を学ばなければならない理由
このように願心を発した後に布施などの所学を学ばなかったとしても、先に引用した〔『華厳経』入法界品の〕「弥勒解脱」の聖言に説かれるような大いなる功徳が有ることは有るが、しかしながらもしも菩薩の所学を成就することに専念しなければ、成仏することはあり得ないので、菩薩行を学ばなければなら […]
菩提道次第略論
F3 発心後に菩薩行を如何に学ぶべきか
F3には三つ。G1発心した後に所学を学ばなければならない理由、G2方便と智慧とを別々に学んだのでは成仏できないこと、G3所学を学ぶ次第そのものの解説。 G1 発心した後に所学を学ばなければならない理由 このように願心を発した後に布施などの所学を学ばなかったとしても、先に引 […]
菩提道次第略論
H2 シャーンティデーヴァのテキストに基づいた修習法
これには三つある。すなわち、I1自他を交換することを功徳としない過失に対する考察・I2その思いを修習すれば、〔菩提心は〕起こり得ることの説示・I3自他の交換方法の修習次第。 I1 自他交換を功徳としない過失に対する考察 『入菩薩行論』には次のように説かれている。 誰であれ、自己や […]
菩提道次第略論
K3 増上意楽の修習
このように慈心を悲心を修習した最後に、ああ、私にとって美しくも愛おしくもあるこれらの有情たちは、このように楽に乏しく苦に悶えている、彼らがどのようにすれば幸福に出会い、苦しみから脱っせるのだろうか、と考えて、彼らを解放させるという責務を担うのである。最低でも、言葉で心を修練する […]