VOICE NEWS
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2013.01.14
石につまづいた地で起き上がる
日本別院にはさまざまな悩みを抱えた方が相談に来られます。ゲン・ギャウのパルデン・ラモの骰子占いではそういった方々の個別の相談事をこれまで沢山聞いてきました。私も通訳として様々な悩みをチベットの僧侶の方たちに伝えてきましたし、僧侶の方たちのさまざまなアドバイスを悩んだ方たちに伝えて […]
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2012.10.30
ものを少なく、心で楽しい旅を
ゲン・ロサンが再び日本に来てくださった。インドではじめてケンスル・リンポチェの紹介でゲンにお会いした時には、まさかこんな素晴らしい先生がこのように毎年日本に来てくださるとは思ってもいなかった。ゲン・ロサンはゲルク派の総本山の代表的な先生である。 昔ケンスル・リンポチェの代わりに説 […]
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2012.08.31
「心と生命の暗号」講演録:草稿
過去に何度もダライ・ラマ法王と対話を持たれた遺伝子科学者である村上和雄先生と、インドのゴマン学堂から来日したゲン・ロサン師による広島での対談をご紹介します。 2011.6.20 於:アステールプラザ 多目的スタジオ 司会:田北冬子 チベット語通訳:野村正次郎 主催者 […]
ケンスル・リンポチェ
2012.08.27
ケンスル・リンポチェの最期および葬礼について(至十四日忌)
弊会創立者でもあるデプン・ゴマン学堂第75代管長ハルドン・ケンスル・リンポチェ・ゲシェーラランパ・テンパ・ゲルツェン師の御遷化に伴い、本山にて行われた葬礼の儀に参列して参りましたので、師のご最期および師の廻向祈願の仔細についてご報告申し上げます。 2007年1月の脳出血の発症以来 […]
ケンスル・リンポチェ
2012.08.26
別院開創にあたって
本記事は日本別院としての活動を開始するにあたり、ケンスル・リンポチェ・テンパゲルツェン師にその活動内容を伺ったものです。 この度デプン・ゴマン学堂から四人の新たなスタッフを迎えることで、いわゆる「四人の比丘」があつまった正式なサンガとなりますね。そこでチベットのお寺としての最低条 […]
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ケンスル・リンポチェ
優曇華の花
1959年には、「ゲシェラー」(私たちはケンスル・リンポチェ・テンパゲルツェン師のことを敬慕の情を込めてこう呼んでいる。)は、まだ二十代の青年層だった。ちょうどお師匠が行の最中で、暗室に籠ったお師匠の行のお手伝いや身の回りのお世話をしている時期だったという。 その頃チベットを取り […]
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ケンスル・リンポチェ
2012.08.13
ビークンケンの逸話
むかしむかしチベットに「ビークンケン」という名の大泥棒がいたそうです。 ある日、ビークンケンはまったく人気のない道でひとりの男に出くわします。男はビークンケンに声をかけ 「通りすがりのお方よ、急いでいかないと泥棒が来ますよ。急いで行きましょう」といいました。 もちろんこの男はは自 […]
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2012.06.04
サカダワの満月の余白に
カッコウが鳴く森のなかで 広島市内では「とうかさん」という御祭りで若い男女が、ぎこちない足取りで浴衣を着て歩いていた。広島の繁華街の浴衣の着初めのこの祭りと時を同じくし、街の外れの森のなか、日本別院ではいまから2500年程前の釈尊の降臨・成道・涅槃に思いを寄せ、今年のサカダワの法 […]
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2012.05.17
もてなしの心
「世界中で一番、客人をよくもてなすのはチベット人じゃないかな」 とチベット人の友人。 「何も自分がチベット人だからそう言うんじゃない。自分の見てきた国と比べて、そう思うんだ。チベット人は家に客人がきたら誰でも歓迎して迎えいれるよ。僕は15歳の時、インドに行こうと思って、いろんなチ […]
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2012.04.02
チベット亡命政府主席大臣ロブサン・センゲ来日歓迎レセプションパーティにおける主席大臣談話(草稿)
ダライ・ラマ法王の政権委譲に伴いチベットの問題に対しての全責任を担っているチベット亡命政府主席大臣ロブサン・センゲ氏の来日取材の協力ボランティアをさせていただいております。ダライ・ラマ法王代表部事務所のウェブサイトに載せるための原稿を毎日作成しておりますが、その成果の一部をこちら […]
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ダライ・ラマ法王
2012.04.01
釈尊の教えを大切にしよう
「仏教」とか「仏法」とは一体何でしょうか。 「仏法」というときの「法」とは、究極的には“すべての苦しみと煩悩を克服した境地”である「涅槃」(ねはん)のことを指しています。ですから「仏法」とは「涅槃を実現するための方法」つまり「道諦」すなわち“空性を理解する智慧”と“涅槃を追求する […]
菩提道次第略論
2012.01.30
I3 止観とは何か
まず止(奢摩他)とは一体何かといえば『解深密経』では次のように説かれている。 彼はひとり静かな場所にいて、内に正しく置き、如実に善く思う法に心を巡らせて、その心で作意したその同じものを作意し、その作為した心でその心の内に継続して作意するのである。このように向き合って、そのものに何 […]
菩提道次第略論
I2 その二つにすべての定が含まれること
大乗・小乗のあらゆる禅定のすべてのものも止観にまとめることができると『解深密経』では説かれている。したがって、禅定を追求する者は、その下位のすべてについて議論することは不可能であるので、一切の禅定に共通する項目である止観について、それをどのように維持したらよいのか、ということを善 […]
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菩提道次第略論
2012.01.29
I1 止観修習の功徳
大乗・小乗の世間・出世間のすべての功徳は、止観の結果であると『解深密経』で説かれる。 「止観は修所成を獲得した後の相続の功徳ではないのだろうか、それらの功徳の一切がその二つの果であると何故言えるのだろうか」と思うかも知れない。 後述するように、止観そのものは修所成を獲得した心相続 […]
菩提道次第略論
H2 特に後二波羅蜜をどのように学ぶのか
特に〔禅定波羅蜜・智慧波羅蜜という〕後二波羅蜜を学ぶのか、ということは止観をどのように修習するのか、ということである。何故ならば、その二つは、順に禅定波羅蜜・智慧波羅蜜に含まれるものであるからである。 このことについて六つある。I1 止観修習の功徳・I2 その二つにすべての定 […]
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学説規定摩尼宝鬘
2012.01.08
クンケン・クンチョク・ジクメワンポ紹介
ここで簡単に著者を紹介すると、クンケン・クンチョク・ジクメワンポ(1728-1791)は1728年(土猿)年、ドメーに生まれ、ジャムヤンシェーパの再来であると化身認定された。 6歳の時に出家し、16歳の時ラブラン・タシキルに入り、ラブランタシキルの創始者ジャムヤンシェーパの転生者 […]
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学説規定摩尼宝鬘
『学説規定摩尼宝鬘』
仏教の究極の目的とは、一切衆生がこの世の苦しみと苦しみの原因を離れた、空性を直接理解する一切智者の位に到ることに他ならない。そのためにはまず修行の基体となるものは何か、そして修行はどのように行われるのか、その結果何がもたらされるのか、とういうことを理解する必要がある。それを理解し […]
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ゴマン学堂スタッフ
2011.12.23
口から耳へ、そして心に伝わるブッダの教え
講師:ゲシェー・ロサン・ゲレク師 訳編:野村正次郎 拠所:牛田山龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院 来年から『菩提道次第略論』をベースに再び止・観の章を学んで行きたいと思います。先月は『道の三要訣』で道次第の体系の全体を復習しました。「すべての禅定をまとめると止観になる」といわれる […]
パルデンチュージェ
2011.11.24
C1 所作タントラの道の歩み方
C1には四つ。D1道を修習する器たる者と為す、D2 器たるものとなった後に三昧耶と律儀を浄化する、D3 三昧耶に住した後に、先ず親近をどのように為すべきか。D4親近の行が可能となった後に悉地がどのように成就するのか。 D1 道を修習する器たる者と為す 大小の『道次第論』に説かれ […]
パルデンチュージェ
B1 直示
B1には三つ。C1所作タントラ、C2行タントラ、C3瑜伽タントラの道の歩み方。