VOICE NEWS
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2019.05.10
修行のための相応しい場所と部屋とはどのようにあるべきなのか
いよいよ令和の時代がはじまった。先日の大型連休では、菩提道次第論の加行法についての解説が高輪で行われ、連休中にも関わらず、いつものメンバーが参加して下さった。 加行六法の最初は「適切な居室を清掃する」というところからはじまるが、この部分はテキストにないので、その際にリンポチェから […]
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2018.12.28
釈尊成道の地、ブッダガヤにてダライ・ラマ法王を中心に学術大会・会議・法話会が行われてます。
日本での法話会などの日程を終えられてインドにお戻りになられたダライ・ラマ法王は、一度ダラムサラに戻られた後、釈尊が三十三天からこの世界に再び降臨された場所であるサンカーシャにてインド人の所化を対象として『入菩薩行論』の法話会を行われました。 その後、釈尊成道の地、ブッダガヤに移動 […]
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ケンスル・リンポチェ
2018.12.06
チベット式・寺院参拝の心得
12月になり、そろそろ年末が近づいてきました。これからの年末年始には神社や寺院などを参拝する機会も多くなります。そもそもお寺をお参りしたり、巡礼するということは、どういうことなのか、そしてどのような気持ちでお参りすればいいのか、チベット仏教の総本山デプン・ゴマン学堂からやってきた […]
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2018.12.04
84,000頭の巨大な象に乗せても運べない教え
釈尊は、所化の意思に答えるための「八万四千の法蘊」を説かれたといわれているが、そのたったひとつの「法蘊」がどのくらいの分量なのか、といえば、文字にして経典として編んだ時、その巨大なる象に乗せても運べないくらいの量だ、と伝統的にいわれていると先日もゴペル・リンポチェは法話会で紹介な […]
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ジェ・ツォンカパ
了義未了義判別論・善説心髄
『無尽慧所経』でどのように了義・未了義が説かれているのか。
A2 『無尽慧所説経』に基づく立場 A2の『無尽慧所説経』に基づいて、了義・未了義を判別する立場には二つある。B1 経典でどのように説かれたのかを提示する、B2その意味が如何に解釈さているのか。 B1 経典でどのように説かれたのかを提示する 主龍樹父子は、了義・未了義を判別する経 […]
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ご談話
ダライ・ラマ法王
2018.11.27
今世紀の仏教徒として日本人が取り組むべきこと
2018年11月22日、ダライ・ラマ法王は福岡をご訪問なさり、南岳山東長寺を拠所とする法要『平安・平和への祈り in 福岡』へとご参列なさり、近年の災害で亡くなられた方々のために追悼法要を行なってくださいました。以下その時の法王猊下の質疑応答部分を翻訳しましたので、ご参照ください […]
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ご談話
ダライ・ラマ法王
2018.11.24
すべての苦しみから解放されるため、般若心経を唱える
2018年11月22日、ダライ・ラマ法王は福岡をご訪問なさり、南岳山東長寺を拠所とする法要『平安・平和への祈り in 福岡』へとご参列なさり、近年の災害で亡くなられた方々のために『般若心経』『極楽往生請願文』を読誦される追悼法要を行なってくださいました。以下その時の法王猊下の談話 […]
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2018.10.26
難民の法王が伝える法灯をどう受け取るのか
私たち日本人は、非常に狭く、ほとんど日本人だけしか住んでいない、日本という特殊な土地に、日本語だけを使用して暮らしている。そんな日本にチベット仏教の最高指導者である法王、ダライ・ラマ法王が今年もいらっしゃる。東京、福岡とダライ・ラマ法王の説法会やご講演がすでに案内され、チケットも […]
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クンケン・ジャムヤンシェーパ
倶舎論考究
2018.10.14
『阿毘達磨倶舎論』という題名の意味について
今回は『倶舎論』第2偈について解説しよう。前回の第1偈「帰敬」と「著述の宣言」を述べたあと、第2偈では「阿毘達磨」と「倶舎」について述べられている。 『倶舎論』とはサンスクリット語で言えば「Abhidharma-kośa-śāstra」(阿毘達磨倶舎論)であり、先の著述の宣言でも […]
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アボ
2018.10.03
貧者の一燈
9月の終わりに久しぶりに京都で法話会が行われました。今回は体調の優れないリンポチェに代わって、アボさんが京都まで来てくださいました。 「私は本当の先生ではないですが・・・」 と、謙遜しながら、ダライ・ラマ法王が以前アメリカで説かれた法話をもとに、因果と菩提心・智慧について法話をし […]
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2018.09.20
未来を見据えて
「リタンのお坊さんはちゃんとしたお坊さんですね」 京都在住のチベット人の先生とお話しすると、いつもこのことが話題になります。このリタンのお坊さんとは、アボさんのことです。先生は朝の散歩中、たまたま道でアボさんをみかけたそうです。その日は安楽寺での法話会のため、お坊さまたちは前日か […]
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小慈、大慈を妨ぐ
「息子と、もう2日も口も聞いてないのよ・・・」 知り合いとの他愛もない会話の中で、息子に対する不満がもれてきた。話を聞いてみると、高校1年生になった息子が部活を熱心にやりすぎて、学校の成績が落ちてしまったらしい。いくら勉強するように言っても聞かないので、強行策に出て朝も起こさない […]
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2018.08.22
十万の龍が見学に来たことを誰がどうやって知ったのか
今年の「十万龍大祭」(デプン・ルンブム)は、港区高輪のGOMANG HOUSEにおける定例法話会の日となった。 「十万龍大祭」(デプン・ルンブム)とはデプン大僧院ができたのちに、創始者であるジャムヤンチュージェ・タシーペルデンと、ケードゥプジェ・ゲレクペルサンポのお二人がデプン大 […]
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2018.08.02
『倶舎論』帰敬偈の話
一般にインド・チベットの論書には帰敬偈ききょうげという仏世尊や菩薩、ならびにラマに対する敬礼を表す詩句が冒頭に置かれる。 『倶舎論』もその例に漏れず、次のような帰敬偈が記されている。 すべてにわたり暗闇を完全に打ち破り、 輪廻の泥から有情を救出なさる方〔は〕 真実のとおりにお説き […]
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2018.07.31
暑さに耐えて
「少し暑いくらいの方がいいですよ」 7月に行われた近畿法話会の帰り道。リンポチェが、笑いながらおっしゃいました。全国的な猛暑の中、京都も例にもれず暑い日々が続いています。その日も30度を超える猛暑日で、法を説く側も聞く側も、暑さに耐えながらの法話会でした。そんな中、リンポチェに「 […]
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2018.07.15
初転法輪とは何かを考える
チベット暦の6月4日は、釈尊がヴァーラーナシーの鹿野苑の地で初めて法輪を転じた日である。釈尊はブッダガヤで4月15日に成道なされた四十九日後、五人の従者に対して法輪を転じられはじめた。この日をチベット語では「チューコル・ドゥーチェン」と呼び、釈尊の四大節のひとつとする。 釈尊が初 […]
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ダライ・ラマ法王
2018.07.10
ダライ・ラマ法王からお見舞いのメッセージが安倍首相宛に送られたとのことです
本日、現在ラダックのレーにおられるダライ・ラマ法王から安倍首相宛にこのたびの西日本での災害に対してのお見舞いと亡くなられた方へのお悔やみの親書が送られたのことです。 親書の中で、ダライ・ラマ法王は、「多くの命が失われ、その土地に大きな被害があり、困難な状況が起こっていることに大変 […]
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2018.07.09
夢はゆめなれど
「ゲン・ロサンがラダックに到着されたよ」 そうゲンギャウさんのお弟子さんから連絡が届いたのは、当会のHPにダライ・ラマ法王からのゲン・ロサン師の再臨を祈願するための祈願偈が掲載された前日でした。デリーで亡くなられたゲン・ロサンの御遺体は、デリーから北に位置するマナリで乾燥させられ […]
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ご著作
ダライ・ラマ法王
2018.06.30
ダライ・ラマ法王猊下より故クンリン・ヨンジン・ゲン・ロサン師の速やかな再臨を祈願するための祈願偈をいただきました。
弊会の第二代目の指導者として何度も日本に来ていただき、法輪を転じていただきましたが、一昨年示寂の相をお示しになられた、クンリン・ヨンジン・ゲン・ロサン・ツルティム師の速やかなる再臨者を願う祈願偈をクンデリン・リンポチェなどによってダライ・ラマ法王に請願されたのに対して、このたび法 […]
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2018.06.23
一切功徳の源
「人生を無駄にしてはいけません」 上の言葉を幾度となく、僧侶の方達から聞かされてきました。彼らは私たちにとって、いわば道しるべです。僧侶の方達のアドヴァイスが的確なのは、自利を挟まず、自他の心で話してくれるからでしょう。具体的にこの人生をどう生きればいいかわからず、ある日「出家し […]