文殊師利大乗仏教会
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樹の教え
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キーワード: 樹の教え
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.11.05
象が涼んでいる木陰のように
木陰でずっと涼んでいるならば 象は樹を根絶やしにしてしまう 悪い家来や仲間と親しくすれば 為した善根さえも失ってしまう 70 野生の象は一日のうちの大半を食事に費やす草食動物であり、木の葉や果実だけではなく、木の枝や樹皮も食べ、一日の食事の量は数百キロともなる。しかるに暑い夏の日 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.10.19
誰しもが幸せになれる味と智慧をつくる
二つの果樹を掛け合わせるなら 第三の品種が誕生するのと同様 智慧ある二人が協力し合うなら 過去にない善き智慧が生まれる 69 悪い友と交われば、私たちは破滅へと向かうが、逆に善い友と交わるのならば、これまでには考えつきもしなかったような善き智慧が生まれる。「善き智慧」とは他者を利 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.10.14
森林を根絶やしにする者たち
どんな立派な緑の森林でさえ 水害がそれを根絶やしにする どんな品格のある人徳でさえ 悪しき友は破滅させてしまう 68 私たち人間はひとりでは生きていけない。毎日常に誰かのおかげで何かを享受することができ、毎日誰かに話しかけ、何らかの経験をすることで、この生を営んでいる。私たちの周 […]
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定例法話会より
本日のことば
2024.09.25
様々で長期にわたる修習方法
修習方法のさまざまな分類を理解すべきである 空や四諦は把握形式の客体を形成して修習する 慈などのものは主体それ自体を起こし修習する 資糧道では根や力に対応した行相にて修習する 凡夫位では三智を証解と同種のものを修習する 一般的には八事を定義に従って考察し修習する すべての勝者の三 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.09.14
火の始末には御用心
粗暴な二人が交じり続ければ いつかは傷つけ合い破滅する 二本の乾木を擦り合わせれば 両方ともに燃え上るのである 67 暴力的な人間が二人いれば、互いに協力して悪行を行うこともあるが、最終的には仲違いし傷つけ合い自他共に破滅していくものである。本偈はこのことを火起こしのためのアラニ […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.09.04
影響を受けやすいもの
欠点は伝染しやすいものだが 功徳は伝染し難いものである 木で炎を強めるのは容易いが 川を分流させることは難しい 66 人と交わり、他人の悪影響というのは受け易い。しかしながら他人の良い影響というものは受け難いものである。良くない習慣も同じであり、さほど努力しなくても良くないことと […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.09.03
風まかせに飛んでいかない
風任せに飛んだ木綿が落ち着くのは 山の頂きではなくただの窪地である 心の狭い人はあちこちを巡りめぐり 最終的には破滅の淵へと堕ちていく 65 木綿は木の先端に咲いた白い花がはじけたものである。真っ白なその花は無垢でとても愛らしく美しいけれども、少しだけ勢いのある風が吹いた時、軽い […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.09.01
森の中で育っても役にたつ
賢者というものは別の場所にいても 大切にされるし重宝されるのである 森の中で育った樹が他所にあろうと きちんと木の仕事をこなせるように 64 深い森の真ん中で育った立派な木は、切り倒して別の場所に運ばれても立派な木として評価される。ちゃんと育っている限りその立派な木としてちゃんと […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.08.30
人にも向きがある
財力や権力が同じでも 善悪は所業から分かる 切口の太さが同じでも 元末は川に流せば分かる 63 植物は、根から吸収した水分や栄養を幹や枝を通して葉に水分を届けている者である。先端に近い方を末口と呼び、根に近い方は元口と呼ぶ。枝や丸太の太さが大体同じで模様も分かりにくく一眼見ただけ […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.08.15
しっかりと支えている柱になる
柱である限り 白檀であれ杉であれ 梁を支えられることに変わりはない 志をもつ限り 豊かでも貧しくとも 活動ができる時間には変わりはない 62 高価な素材である白檀で作った柱であろうとも、安価な素材である杉で作った柱であろうとも、柱として張り巡らせる梁を支えることのできる能力には全 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.08.09
心根にやさしさを持つということ
心が狭くて性格も悪いのならば 長所があろうと役立たずである 根元が毒に浸かっているのなら 美しい花でも誰も必要としない 61 性格が悪ければ、その人にどんな長所があったとしても、本人にも他人にも誰にも役立つことはない。これは外面でどんなに美しい花が咲いていても、根元から毒性を吸っ […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.08.05
歪んだものを補正する
歪んだ樹をいくら伸ばしても 湿気があればまた歪んでゆく 悪い性格をいくら矯正しても 切掛があれば本性が露呈する 60 歪んだ人間を歪んでいない人間にするのは難しい。それは元々歪んだ木をいくら真っ直ぐに伸ばしても、湿気などがあればすぐに元通り曲がってしまうのと同様である。 木材の歪 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.07.31
凡人の評価、神々の評価
賢者は寂静処に棲んでいるとも その高評は天が語り伝えてゆく 南方の山に栴檀は生えていても その薫香は風が分け運んでいる 59 南方世界には最勝なる山であるマラヤ山(摩羅耶山・牛頭山)という山があり、その麓には、純白色をした栴檀の樹が生えており、この栴檀のことを「牛頭栴檀」という。 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.07.23
決して傷つくことがない人たち
杉の葉は火の中にくべるとも その芳香は益々と燻っていく 勝れた人は傷つけたとしても その偉大さが益々歴然となる 58 勝れた人物というのは決して傷つくことがない。彼らをどんなに傷つけようとしても、決して傷つけることができない。彼らをどんなに暴力で傷つけたとしても、彼らが報復してく […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.07.20
切り刻まれても失われない気高さ
沈香木は百片に切り刻もうとも 自然の芳香を失うことなどない 勝れた人物は困窮していようとも 善き本性を捨てることがあろうか 57 勝れた人物はどんな逆境に立たされようともその善良な性格を捨てることはない。これは沈香の木をどんなに細かく切り刻み百の破片や粉末状にしても、その天然の芳 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.07.11
中身がなければ上を目指しても無駄である
下品な人物は王位に担ぐとも 非道な活動を推進してしまう 芭蕉は上へ上へと生えるとも 房を下へ下へと垂らしていく 56 芭蕉やバナナは単なる草であり、樹ではない。中身が空洞であり、実をつければ茎は枯れてしまう。他の植物と同じように日光を求めて上へ成長しようとするが、実際に房は下へと […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.04.24
眼にも見えない、姿形のない本物の功徳
自然の芳しい香りを持たなければ いくら白檀と語ろうと偽物である 勝れた人の法規に反しているのならば 勝れていると自認しても無意味である 55 沈香や白檀などの香木は、その樹脂自体が天然の芳香を放ち、その芳香は何百年も継続して薫る。沈香の場合は、加熱しなくてはならないが、白檀は花・ […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.04.13
木彫りのライオン、人間のライオン
判断する智慧の力がなければ 立派な地位すら愧の素である 恐ろしい獅子も木彫りならば 怖がろうとも何の意味もない 54 私たちの殆どは、自分たちの名前や肩書きに相応しい人物であるという訳ではない。「人間」というこの素晴らしい境涯に生まれきていても、「人間である」ということの価値を充 […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.03.13
甘い果実を実らせるため
学ぶ時に気が散ってしまう人は 賢者になりたい希望は叶わない 花が霜で凍ってしまうのなら その樹の果実は期待できない 53 きちんと学ばないで学んだ結果を得られると願うことは、無意味である。誰でも最初は分からないし出来ないのは当然であり、きちんと学ばなければ結果を享受できることはな […]
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グンタンリンポチェ
本日のことば
樹の教え
2024.02.01
外面を繕っても意味はない
生まれつき徳をもってないのなら 外面を繕って何か意味があるのか 枝葉すらもないような枯れた木に 宝冠で飾ったから美しくなるのか 51 人の徳というものは、人の外面ではなく内面にその所在がある。私たちの幸福も不幸もすべては心に現象なのであり、それは物質ではないので形があるものではな […]
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