文殊師利大乗仏教会
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.12.09
華咲き乱れる一切法の分類
これにはまた三性なるものがあり、 遍計所執・依他起・円成実がある。 また世俗諦・勝義諦という二諦がある。 さらにまた自相・共相の二つに分かれ、 言葉の直接の対象であるものかどうか、 類似し共通しているものなのかどうか、 有漏か無漏か等の二つに分かれている。 所知などの一切法をどの […]
参学への道標
2021.12.08
悠久の道を進んでいくための道筋
共道の修学をまず先にすることなく 仏典の意味を見つめる眼は開かない 儀軌の次第の唱え方を学ぶだけでは 秘密真言に列す徒となることもない 教法を次第に則り学んでいきなさい いざ 28 仏道を学んでいくということは簡単なことではない。それには決死の覚悟が必要であり、死してなおその修学 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.11.21
やさしさの使徒であり続けるため
代わりに得たこの純粋な善資のすべてにより これから先ここで永く流転しながら在る時も 千万の苦難に悶え 安らげる猶予もない時も 何人たりとも見捨てぬ救護者となれるように 31 如来を礼拝し、心づくしの供物を捧げ、諸尊に喜んでいただけるようにする。如来は衆生を導く指導者であり、救済者 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.11.05
そこからすべての現象は起こってくる
処には十二種あり、 外の色等の六外処と、 内の眼等の六内処がある。 十二処とは対象とそれを捉える感官とで一切法を区別したものであり、対象とされるものを「外処」と呼び、それを対象とするものを「内処」という。対象には六境があり、色処・声処・香処・味処・触処・法処の六外処があり、それを […]
参学への道標
2021.11.04
魔物たちと闘う、如来の軍勢の一員としての自覚
濁世の知性と功徳は劣悪である故 守護尊や本尊や護法尊に一心にて 祈願・礼拝・曼荼羅供などにより 資糧を積集して強く罪障を消除し 福田の力を後方から支援しなさい いざ 27 認識論と論理学、般若経の注釈の伝統、中観思想、阿毘達磨学、戒律学といった五大聖典を総合的に学習する顕教に加え […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.10.29
彼方へ辿り着けない私たちがいまできること
常にすべての身体ある者たちへと 絶え間なく慈しみ給う君を前にする 君の功徳を想いつつ過ごしてゆき 信心の日々は連なり深まってゆく 然し 君の居場所はあまりにも遠い もういちど寂静の妙味に触れるため そちらに進みたくても身体は動かない 然るにいま 君よ 最勝の福樹よ 志を浄らかにし […]
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2021.10.27
白壁を塗り仏たちの降臨を待つ
チベット暦9月22日は「ラバブ・ドゥーチェン」(降臨大祭)と呼ばれている、釈尊が三十三天から再度この地上に戻ってきたことを記念する、釈尊の四大節のひとつである。釈尊が三十三天から再度この地上に戻ってきたエピソードは、日本でも古くから「三道宝階降下」「従忉利天降下」「従三十三天降下 […]
GOMANG
2021.10.26
本年度のゲシェーの学位取得者の問答会・祝賀会が開催されました
2021年10月16日、本年度の最大の行事である本学堂にてゲシェーの学位を取得するために、ゲシェー・ツォクランパ、ゲシェー・カチュパ、ゲシェー・ドランパの候補者による問答会・祝賀会が開催されました。
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.10.18
十八界とふたつの眼
内外の界は十八あり、 外の色界などの六界、 内の眼界などの六界、 眼識界などの六界がある。 一切法を有為法・無為法に分けたうち、有為法は五蘊に分類できるが、無為法を含む一切法を分類する時に、知の対象となる色界・声界・香界・味界・触界・法界の六界(六境)と、それら享受する感官である […]
参学への道標
2021.10.17
強靭なセキュリティシステムを構築する
苦労して蓄えた折角の多聞の宝珠でも 失念の盗人が少しずつ奪い去ってゆく 宝の島から手ぶらで戻りかねないので どんな時も監視体制を怠らないように 知る度に忘れぬように積み重ねなさい いざ 26 私たち仏教徒にとって、心に刻んでいく如来の言葉は、この世のなかでどんなものよりも価値があ […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.10.16
客人として迎えてくださる やさしさの君
勝者と勝子の御前で五明処の 海原に幾度も生を受けてきた 聞法を繰返し 習気は覚醒する 衆生に賢道を示す君が唯一の眼 過去の賢者たちにも見放されてきた 何方へ向かうべきなのかも判らない 寄る辺なくここにいま迷い込んだ私 大慈の君が客人として迎えてくれる 何度でも転生しても君を仰いで […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.10.11
流れる心の塊とその佇まい
識蘊とは眼識などの六つである。 色・受・想・行・識の五蘊の最後の識蘊とは、眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識の六識であり、それらを生じる増上縁たる感官は眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・意根の六根であるが、眼識から身識までのものは、外部の物質を感受するものであるが、意根が感受するもの […]
参学への道標
2021.10.08
如来の境地を目指して学ぶべき五大聖典
中観と論理とを統合した見解 阿毘達倶舎論と波羅蜜の修習 教説の所蔵している律の行法 この一部が欠けても三学は整わない それ故 五大聖典を不足なく学びなさい いざ 25 ゲルク派の総本山ではダルマキールティの『量評釈』、チャンドラキールティの『入中論』、弥勒の『現観荘厳論』、ヴァス […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.10.05
彗星が流れていく方へと
恐るべき輪廻の断崖に墜ちないように 無垢な志をもち聞法を繰り返してきた 真偽を量るため清浄な道理の力をかり 無限の善説の了義・未了義の何れかと 他者に頼らなくても如実に峻別できる 賢者の境地を得なくてはならないのに 然れども勝者の微細な意趣はもちろん 進むべきか退くべきかの方向性 […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.09.29
樹々のように、雲のように
声聞・独覚・菩薩の凡夫の各々には、 資糧道・加行道位の二種の者がいる。 声聞は預流・一来・不還・阿羅漢と、 四向四果で分けるのなら八輩がいる。 独覚は麟角喩と部行とで二者がいる。 菩薩は十地によって十種の者がいる。 障礙が有る者を有情というのであり、 障礙を断じた者が聖者・覚者で […]
参学への道標
2021.09.22
枯渇しない清流をつくるための立ち位置
聳え立つところに川ができることもない 低いところから上の方を仰いで見上げる すべての法友を敬い見習っていくことで 彼らの長所を着実に吸収し蓄えてゆける 高過ぎる思いはすぐにでも刈取りなさい いざ 24 険しく聳え立った崖の上に川をつくるのは困難である。川を作って自分と周りを潤そう […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.09.21
記憶にない罪状で囚われた私たちのことを
貪欲の泥に沈んでしまい解脱道から逸れている 無明の深い闇のなか 智慧の眼を持っていない 戯論により逮捕されて輪廻の監獄に監禁される 業の拷問を受け続けている私 君の大悲の所依 27 私たちは決して思い通りならない人生を生きている。幸せを求めるが、人生は簡単でなく、ひたすら必要なも […]
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仏教論理学概論
本日のことば
2021.09.19
住んでいる場所や姿はさまざまだが、私たちは仲良くひとつである
地獄には熱地獄・寒地獄・近隣の者 分散しているもの、で四種がいる。 餓鬼は本拠地の者と分散した者とがいる。 畜生には大海を住処とする者たちと 三大陸に分散し棲む者とで二種がいる。 人間は四大州に分散して四種がいる。 欲天は四天王衆・三十三天・夜摩天、 兜率天・化楽天・他化自在天と […]
参学への道標
2021.09.18
如来の意向を知る者こそ頭を垂れている
無明の闇を払うため聞法の焔を燃やすとも 慢心で煙を燻らせるのなら本体は包まれる 徐々に見えて来るべき善悪も見えて来ない 法となるなら心は穏やかに続くはずである 空ろな穂のように頭を高くすべきではない いざ 23 如来のことばを学んでゆき、如来の意向を知っていき、自分の問題として受 […]
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弥勒仏への悲讃
本日のことば
2021.09.16
溺れる私たちの最期の希望
人間や神々は輪廻の牢獄の主人ではある しかし生まれて死に老いては悶えてゆく この激流に溺れながら有の海に漂着する 有の快楽に囚われた不条理を知りつつも 意に反して愛着が知性の眼を塞いでいる 苦悩を快楽と錯覚し邪見に駆られている 転倒し挫けている私は何も見えていない どうぞ有の激流 […]
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