文殊師利大乗仏教会
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菩提道次第略論
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キーワード: 菩提道次第略論
菩提道次第略論
2016.09.25
G3 菩薩の所学を如何に学ぶのかの次第
G3には二つ。H1大乗全般の学習次第、H2特に金剛乗の学習次第。 H1 大乗全般の学習次第 H1には三つ、I1菩薩の所学を学びたいという意欲を培う、I2それを培い勝子の律儀を授かる、I3それを授かった後にどのように学習するか。 I1 菩薩の所学を学びたいという意欲を培う 律と […]
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菩提道次第略論
2016.09.18
G1 菩提心修習次第
H1ジョウォ大師より相承しているものには因果七訣、H2勝子シャーンティデーヴァに由来する〔自他等換〕に基づいて修習するものとの二つがあると思われる。
菩提道次第略論
2012.01.30
I3 止観とは何か
まず止(奢摩他)とは一体何かといえば『解深密経』では次のように説かれている。 彼はひとり静かな場所にいて、内に正しく置き、如実に善く思う法に心を巡らせて、その心で作意したその同じものを作意し、その作為した心でその心の内に継続して作意するのである。このように向き合って、そのものに何 […]
菩提道次第略論
2012.01.30
I2 その二つにすべての定が含まれること
大乗・小乗のあらゆる禅定のすべてのものも止観にまとめることができると『解深密経』では説かれている。したがって、禅定を追求する者は、その下位のすべてについて議論することは不可能であるので、一切の禅定に共通する項目である止観について、それをどのように維持したらよいのか、ということを善 […]
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菩提道次第略論
2012.01.29
I1 止観修習の功徳
大乗・小乗の世間・出世間のすべての功徳は、止観の結果であると『解深密経』で説かれる。 「止観は修所成を獲得した後の相続の功徳ではないのだろうか、それらの功徳の一切がその二つの果であると何故言えるのだろうか」と思うかも知れない。 後述するように、止観そのものは修所成を獲得した心相続 […]
菩提道次第略論
2012.01.29
H2 特に後二波羅蜜をどのように学ぶのか
特に〔禅定波羅蜜・智慧波羅蜜という〕後二波羅蜜を学ぶのか、ということは止観をどのように修習するのか、ということである。何故ならば、その二つは、順に禅定波羅蜜・智慧波羅蜜に含まれるものであるからである。 このことについて六つある。I1 止観修習の功徳・I2 その二つにすべての定 […]
菩提道次第略論
2010.04.25
L2 他者の心を成熟させる菩薩行
四摂事とは “布施”とは以前の波羅蜜の箇所で解説した通りであるが、“愛語”とは所化に波羅蜜を説くことである。“利行”とは説いた通りの利益を所化が享受するようにさせたり、正しく受持するようにさせることである。“同事”とは他者が目的としているその目的に、自らも住してそれに応じて学ぶこ […]
菩提道次第略論
2010.03.28
M6 智慧波羅蜜
M6には三つ、すなわちN1 智慧とは何か・N2 智慧の分類・N3 心相続に如何に起こすか。 N1 智慧とは何か 一般的に智慧とは、考察している事物において法を決択するもののことであるが、ここでは五明処に通じることなどの智慧である。 『道次第広論』では『菩薩地』を引用し、菩薩が地を […]
菩提道次第略論
2010.03.28
M5 禅定波羅蜜
M5には三つ。すなわち、N1 禅定とは何か・N2 禅定の分類・N3 心相続に如何に起こすかである。 N1 禅定とは何か 〔禅定とは〕何らかの善なる所縁に一境に住している心のことである。 N2 禅定の分類 その個体の観点では、世間・出世間の二つ〔の禅定〕がある。 その分(所属)の観 […]
菩提道次第略論
2010.03.27
I3 菩薩戒を授戒して如何に学ぶのか
I3 には三つ、すなわちJ1 学ぶための基盤・J2 そこに所学がどのように纏められるのか J3 そこでどのように学ぶのかの次第 。
菩提道次第略論
2010.03.27
H1 行一般をどのように学ぶのか
H1には三つ。菩薩の所学を学びたいという意志のを学ぶ・それを学んだ後に勝子律を守る・菩薩戒を守りどのように学ぶかの次第。
菩提道次第略論
2010.03.27
G3 それらをどのように学ぶのかの次第
G3には三つ、すなわち、H1行一般をどのように学ぶのか、H2特に後二波羅蜜をどのように学ぶのか。
菩提道次第略論
2010.03.27
G2 方便と智慧とを別々に学んだのでは成仏できない
仏位を成就する方便に従事するということは、誤りのない方便というものが必要となるのであり、誤った道にいくら励んだとしても、果が生じることはないのである。それは乳搾りをしたいと思って角を引っ張っているようなものである。 また誤っていないとしても、不足分があるのならば、果が生じるこ […]
菩提道次第略論
2010.03.27
G1 発心した後に所学を学ばなければならない理由
このように願心を発した後に布施などの所学を学ばなかったとしても、先に引用した〔『華厳経』入法界品の〕「弥勒解脱」の聖言に説かれるような大いなる功徳が有ることは有るが、しかしながらもしも菩薩の所学を成就することに専念しなければ、成仏することはあり得ないので、菩薩行を学ばなければなら […]
菩提道次第略論
2010.03.27
F3 発心後に菩薩行を如何に学ぶべきか
F3には三つ。G1発心した後に所学を学ばなければならない理由、G2方便と智慧とを別々に学んだのでは成仏できないこと、G3所学を学ぶ次第そのものの解説。 G1 発心した後に所学を学ばなければならない理由 このように願心を発した後に布施などの所学を学ばなかったとしても、先に引 […]
菩提道次第略論
2010.03.27
H2 シャーンティデーヴァのテキストに基づいた修習法
これには三つある。すなわち、I1自他を交換することを功徳としない過失に対する考察・I2その思いを修習すれば、〔菩提心は〕起こり得ることの説示・I3自他の交換方法の修習次第。 I1 自他交換を功徳としない過失に対する考察 『入菩薩行論』には次のように説かれている。 誰であれ、自己や […]
菩提道次第略論
2010.03.27
K3 増上意楽の修習
このように慈心を悲心を修習した最後に、ああ、私にとって美しくも愛おしくもあるこれらの有情たちは、このように楽に乏しく苦に悶えている、彼らがどのようにすれば幸福に出会い、苦しみから脱っせるのだろうか、と考えて、彼らを解放させるという責務を担うのである。最低でも、言葉で心を修練する […]
菩提道次第略論
2010.03.27
J2 その心を起こすことそのもの
これには三つある。K1 慈心の修習、K2 悲心の修習、K3 増上意楽の修習。 K1 慈心の修習 慈の所縁は「楽をもっていない有情」である。行相は、「幸せであればよい」「幸せになりますように」という思いと「幸せにしなければならない」という思いである。 〔慈心の〕利益は、『三昧王経』 […]
菩提道次第略論
2010.03.27
L3 報恩心の修習
こうして生死流転してきたことで単に面識がないこと以外には、恩義のある、苦しんでいて救われることのない、自分の母親のことを顧みずに見放ししてしまい、自分だけが輪廻から何とか解脱できれば、と思うことほど恥知らずなことはない。 〔ナーガールジュナの〕『友に与える書』にも説かれている。 […]
菩提道次第略論
2010.03.27
L2 恩を想う
一切の有情は母であると修習した後、まず最初に今生の母について修習すれば〔恩義が有るという感情は〕すぐに起きるであろう、とポトワがお考えになられる通りに修習しなくてはならない。 目の前に母のはっきりとした姿を思い描く。今生だけではなく、輪廻の無始時以来、この人は何度も数え切れないほ […]
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