文殊師利大乗仏教会
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グンタン・リンポチェ
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キーワード: グンタン・リンポチェ
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『水の教え』を読む
2020.04.06
インド・チベット仏教文明のグローバル化
巨大な帆船が大海を荘厳し 翳りなき月が天空を荘厳する 賢しこき者が教説を荘厳し 道を導く者が勇軍を荘厳する 14 アムドに生まれた、グンタン・テンペー・ドンメ(1762-1823)は、ジャムヤンシェーパ二世クンケン・ジクメワンポによって化身認定され、幼少期からチベット語はもちろん […]
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『水の教え』を読む
2020.04.05
山の方から、街の方から
河川は共有する供物である 日月は共有する燈明である 賢者は共通に戴く冠飾である 正法は共通に飲む甘露である 13 人の生はそんなに長くはない。そんなに良いものでもなく、そんなに悪いものでもない。ひとり散歩をしていると孤独と絶望に襲われるかもしれない。自分の生き方は何たる醜いものな […]
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『水の教え』を読む
2020.04.03
無数の人のスタイルや能力に依存した存在の奇跡
自分には相応しくない仕事なら 他人に頼まれてもすべきではない 泳げもしない者は頼まれたとはいえ 一体どうして水に飛び込むだろうか 12 泳げない人に激しい水流に飛び込んでください、という人はいない。彼はどんな人が頼もうと自殺行為なのできっぱりと断る。これと同様に何かの仕事をはじめ […]
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『水の教え』を読む
2020.04.02
強く波打つとも水嵩は増えはしない
大きな仕事は長期的に実現していく 短気を起こしても成し遂げられない 大きな川はゆっくりと遠くへ流れる 強く波打つとも水嵩は増えはしない 11 本偈は目的実現/目的達成には長期的視点が必要で、短絡的な思考では目的は実現しないことを説いている。 それでは具体的な目的とは何か、といえば […]
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『水の教え』を読む
2020.04.01
悠然と静かに流れる大河のように
継続した精進をやめないで 徐々に実現すればすべては成る 悠然と静かに流れてゆく河が 広大な大地を巡っていくように 10 チベットは世界の最大の水源である。チベットを水源とする長江、黄河、メコン、インダス、サルウィン、ブラフマプトラといった主要な河川は、十ケ国に流れ、十三億人以上の […]
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『水の教え』を読む
2020.03.31
海中にいれば、海面で何が起きても大丈夫
苦行をする重荷を負えるのなら どんな仕事も苦ではないだろう 水のなかに潜ってしまうのなら どんな雨も災いではないように 9 本偈は「苦行」すなわち忍辱や精進の功徳を説いたものである。 善業を行おうと決意し、はじめたからにはそれはどんな小さなことであろうとも実現しなくてならず、実現 […]
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『水の教え』を読む
2020.03.31
草葉の露を掬び、運命に逆行する
功徳をはじめて学ぶことは難しい 用心しないとすぐに失ってしまう 露滴をため溢れさせるのは難しい こぼしてしまえば一瞬でなくなる 8 仏教は創造主の存在を認めない宗教である。世界は生命体の業によって生成され、業によって滅亡すると考える宗教である。人類が地上に存在するのは、煩悩と業に […]
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『水の教え』を読む
2020.03.29
恐怖の土石流ではなく、文殊菩薩の妙なる微笑へ
悪しき友は四方遠くを駆け回り ひたすら禍患いばかりを集めてくる 崖から流れ落ちてくる土石流が 澱んだ水ばかりを引き寄せるように 7 本偈は悪友との距離を置かなければならない、ということを説いている。悪友は様々な誘惑をしてくるものであるが、そのすべての行動や言動の根本には煩悩がある […]
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『水の教え』を読む
2020.03.28
小さな功徳、せせらぐ清水
公平で知性を有する者 彼は功徳を拾い集めてゆく 大草原を悠然と流れる清水が ちょろちょろと花を潤すように 6 釈尊の時代から、仏教では師弟関係というものが極めて大切である。2500年前のインドであるから、いまのようにインターネットも書籍などもない時代である。弟子たちは釈尊の教えを […]
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『水の教え』を読む
2020.03.27
小河で泳ぐ、海を渡る
小さな河さえ泳げない者 彼が大海を泳いで渡れるだろうか 品位ある行いもできない者 彼が諸法の実義を解せるだろうか 5 ダライ・ラマ法王がよく仰っているが、宗教とは我々がより幸せになるためにあるものであり、そのために心を変容させ、よりよい人間であるためにはどうしたらいいのか、という […]
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『水の教え』を読む
2020.03.26
大海原への旅支度は冷静沈着に
二つの教えの取捨すべきことを知る者は 短期的・長期的な目標を実現するだろう すべての可能性を検討できる賢き匠となる 大海原を航海できる船長のような者となる 4 本書は世間一般における普遍的価値感と仏教教義における宗教的価値感との両方を同時に説くものである。その両方の教えにおいて、 […]
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『水の教え』を読む
2020.03.25
馥郁とした香水・美しい調べの善説
馥郁とした澄明で浄らかなこの香水を 閼伽水とし仏前に陳べ 灑水とし撒く どんな使途で用いても薫り善いものである 善説の物語もまた 常に美しいものである 3 11世紀のはじめにアティシャがインドからチベットに来た時、チベットの水が浄らかであることから、チベット人はこの浄らかな水を毎 […]
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『水の教え』を読む
2020.03.24
春の雪解けの水
濁りない澄明な流水が静かにせせらいでいる 身体ある者の苦痛のすべてが鎮められている 新しき善説 これは甘露の水となり 知性ある者に息吹きを与えんことを 2 仏典の最初は諸仏への讃や礼拝・供養文があるが、それに続いて、著作の宣言というものがある。この偈では、雪が溶け、流れだした透き […]
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『水の教え』を読む
2020.03.21
行動変容のために:「他者のために行動することを喜びとする」これを「精進」という。
グンタン・リンポチェ(གུང་ཐང་འཇམ་དཔལ་བྱངས་དཀོན་མཆོག་བསྟན་པཔཔའི་སྒྲོན་མེ: 1762–1823)はデプン・ゴマン学堂の教科書を作成した傑僧クンケン・ジャムヤンシェーパ1世の直弟子でガンデン座主となったゲンドゥン・プンツォの化身ラマと […]
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グンタンリンポチェ
2020.03.19
十二縁起抄
何も知らない愚かな農夫がいた業の種子は識の水田へと撒かれていた性愛と慾望という栄養素を摂取してこの私は養殖されていまここに有る 生まれた時には激痛が身体中を走った私の肢体は樹木のように伸びていった花弁を伸ばし 快楽の果実も味わった老い死んで断絶し再生へ向かっている 無我という焔で […]
GOMANG ACADEMY
JAPAN
2020.02.25
GOMANG ACADEMY 2019年度(第十七ラプジュン地亥歳令和元年)研究活動事業報告書
多田等観(1890-1967)は、我が国におけるチベット学の発展のため、日本人のチベット語能力の向上と研究者の育成のため、東洋文庫にチベット研究室を設立し、1961年以来、第一級のチベットの文化人を招聘し日本人研究者を育成しながら「チベット人との共同による言語・歴史・宗教・社会の […]
2010.07.26
ゴマン学堂の歴史
デプン大僧院の創立 デプン大僧院は正式名称を「パルデン・デー・カル・プンパ」(吉祥なる、白米の蓄積所)といい、仏陀が『時輪根本タントラ』(カーラチャクラタントラ)を説かれた場所シュリー・ダーニヤカタカ(現在のインド・アマラヴァティー)の仏塔のチベット語訳に因んで名付けられています […]
VOICE
グンタンリンポチェ
2006.09.18
グンタン・クンチョク・テンペードンメ
略歴 1762-1823年。東チベット・アムド地方のゾルゲ・メーに生まれる。五歳の時、クンケン・ジャムヤンシェーパ二世・クンチョク・ジクメワンポによりガンデン金座主ゲンドゥン・プンツォク(dGe ‘dun phun tshog)の化身認定をうけ、七歳の時にラブラン・タ […]
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