
神変祈願祭とは
「神変祈願大祭」とは、所謂「舎衛城の神変」と呼ばれる故事に因んだ大乗仏教の縁日です。
お釈迦さまが御歳57歳の時の正月朔日から15日までコーサラ国の首都シュラーヴァスティ(舎衛城)にてプラセーナジット王以下15名の王たちが施主となって釈尊を供養した時、15日間毎日さまざまな神変(奇跡)を起こし一切衆生の功徳を増大させたという所謂「舎衛城の神変」と呼ばれる故事に因んでいます。
特にチベット仏教ではこの縁日は「釈尊の四大節」にも数えられ、ゲルク派の宗祖ジェ・ツォンカパ大師(1357-1419)がチベットの首都ラサのトゥルナン(大昭寺)で創始して以来、今日まで正月の大祭として続いております。
なかでも釈尊が外道の六師を駆逐した正月8日から15日までの一週間はラサの市民が全員集合し灯明をともし、亡くなった者の冥福を祈り、すべての生きとし生けるものの幸福を祈る「祈りの週間」となっております。当学堂の出身者で、清朝の大ラマとなったチャンキャ二世ロサン・チューデンもこの時期に積んだ善業は通常の百千万倍の功徳を積むことになると説明しております。
本年度木巳歳(2025年)の主な法要
- 2025月3月6日(正月七日)PM 4:00 結集法会
- 2025月3月9日(正月十日)護法尊パルデン・ラモ特別祈願法会
- 2025月3月12日(正月十二日)特別供養朝法会
- 2025月3月14日(正月十五日)特別祈願大法会
- 2025月3月15日(正月十六日)特別祈願・息災大施食会
- 2025月3月16日(正月十七日)現在賢劫第五弥勒仏巡幸
木巳歳(2025年)の期間中毎日の予定
- 6:00AM-7:00AM 会衆献茶法要朝会分
- 7:00AM-8:45AM 『量評釈』論義大会
- 8:45AM-10:00AM ガンデン座主猊下による『本生譚蔓』御法座
- 10:00AM-12:00AM 会衆献茶法要昼会分
- 12:00AM-1:30PM 『現観荘厳論』『入中論』論義大会
- 1:30PM- 神変大祈願祭特別祈願法会午後分
- 5:30PM- 会衆献茶法要夕会分
- 7:00PM-9:00PM 『倶舎論』『律経』論義大会
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