2011.02.19

貴族女性の歩き方をまねてはならない自分の歩き方を忘れてしまう

渡邉温子/ロサンドルマ

チベットのことわざに、

「貴族女性の歩き方で歩いてはいけない
 自分の歩き方を忘れてしまう」

というのがあるそうです。

昔のチベットにいた貴族の女性たちは独特な方法でのんびりくねくねと歩いたそうです。

日本でいうところの花魁のような歩き方でしょうか?

ある時、ある人が冗談で貴族の女性たちの歩き方をまねて歩いていたそうです。

すると、もともと自分がどんな歩き方をしていたか忘れてしまい、
どうしようもなくなってしまったというお話に基づく言喭だそうです。

あれこれいろいろ手を出すと、自分の本来の道を忘れてしまう恐れがあります。

ダライ・ラマ法王もよくお話の中で、

「改宗するよりも自分が生まれながらに属している宗教を信仰した方がいいでしょう」

と、仏教徒だけでなくキリスト教徒や他の宗教を信奉する人々に対しても説かれています。

自分の立っている場所をしっかりさせることは大切ですね。

RELATED POSTS