先日8日の宮島・大本山大聖院でのデプン・ジャンパ法要(弥勒祭)の帰りに、リクリエーションとして宮島水族館みやじマリンに行ってきました。
小さな熱帯魚の水槽の前のゲンギャウを見ていると、ふと少し前にゲンギャウが学生さんに言っていた言葉を思い出しました。
輪廻転生の話をしていて、「今人間に生まれているということ自体がとても幸せなことだ」と言うゲンギャウに学生さんが「地球全体でみると人口はかなり増えているのだけれど、それでも人間に生まれる変わるのはそんなに幸せなことなのか?』と聞いたときのゲンギャウの答えは、
「宮島の海には一体どれだけの虫がいると思いますか」。
— 要約すると、、、「海の虫(おそらくプランクトンのこと)は人口は比べ物にならないほど無数である」という意味だと思います — (宮島の海に限定するところがゲンギャウらしいですが(笑))
私たちはついつい目の前のことしか見えなかったり、自分のことしか考えられなくなりがちで、お坊さんと話しているとはっとさせられることがよくあります。
ゲンギャウは常に、「私」ではなく、宇宙レベルで考えているのでしょう。
この満面の笑顔はゲンギャウの心に広がる無限の宇宙の現れなのでしょうか。
KEYWORDS: ゲンギャウ