2025.03.30

秘密真言乗論義大会が開催されました。

2025年3月20日・21日・22日(チベット暦:1月21日・22日・23日)の3日間、デプン・ゴマン学堂集会殿にて下部三怛特羅・生起次第・究竟次第の3学級よりなる秘密真言乗の論議大会が、本学堂前学堂長・前デプン大僧院座主ティスル・リンポチェ・ロサン・テンパ師ご臨席の元、本学の教授陣をはじめゲシェーたちによって、下部三怛特羅・生起次第・究竟次第についての研究大会が開催されました。

本学堂では、最低16年間は顕教課程を修了しなければ、何らかのゲシェー位を取得できませんが、その後6年間のゲルク派共通試験を受験して合格した、「ゲシェー・ラランパ」をはじめとするゲシェーたちは通常、出身の地元の地方僧院や所属などによってギュメー密教学堂もしくはギュトゥー密教学堂にて一年間の密教の学習に行きます。ギュメー下密教学堂もしくはギュトゥー上密教学堂では、ジェ・ツォンカパ大師の書かれた「秘密集会四註」の伝授を受けますが、それが終わると殆どのゲシェーたちは本学堂に戻ってきて、学堂での後輩の育成などに従事したりしながら、密教の学習を3年間は継続します。この3年間の密教学級にて研究を終え、試験に合格した僧侶たちには、新資格である「ゲシェー・ガランパ」の学位を認定しております。

デプン・ゴマン学堂には本来密教の学級はなかったのですが、こうして現在密教の学級を新設したのは、デプン・ガクパ学堂という密教専用の学堂が現在インドではそれほど大きな規模では復興されていないこと、また上下の密教学堂が現在復興されている場所から距離的にデプン僧院離れており、デプン僧院で後輩を育成しながら、密教の研鑽を継続する、ということが物理的に難しかったなどの様々な問題がかつてはありました。

2010年前後からはこの問題を解決するために、上下の密教学堂から戻ってきたゲシェーたちのために密教学級を新設し、本論議大会は、本年は15回目の大会となりました。このたびの大会でも、ギュメー・ギュトゥーにて密教の聖典を講義されていたゲシェーたちも参加し、大変高度深遠な議論が行われました。


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