2024.12.19

木龍歳秋季大法会 2024の全行事が成満しました

2024年11月22日より始まりました秋季大法会は、去る12月15日、尾道の大本山浄土寺での三千仏名会への参列によりすべての日程が無事終了し、本日ゴペル・リンポチェ、ゲンギャウ師の両名は、インドの本山デプン・ゴマン学堂にお戻りになられるため、日本を出立されました。期間中は、さまざまな形でご協力をして頂いた方、期間中の法要などへの御祈願をお申し込み下さった方、またご多用中のなか遠方から広島までご来臨いただけた皆様に心からの感謝を申し上げます。

このたびの法会では、いまから二十一年前に広島にはじめて来られ、翌年、ケンスル・リンポチェと一緒に広島で日本別院を開創された当初のメンバーであるゲンギャウ師が久しぶりにラダックから来日され、大変懐かしい多くの方々ともお会いできたことは師も大変喜ばれていただけました。また現在日本で中心的に活躍されているゴペル・リンポチェは師ケンスル・リンポチェの孫弟子であると同時に、同郷同窓のゲン・ロサン師の愛弟子でもあり、ゴマン学堂で化身ラマとして伝統を継承している後輩が、現在日本支部の中心人物として活躍されている様子を大変喜んでおられました。

ゲンギャウ師によれば、日本を離れて十年経ったいまも日本語をそれほど忘れていないのは、毎年秋になるとトレッキングなどをして師のザンスカールを訪れている人たちをトンデ僧院でご案内しているからとのことで、師が広島におられ、日本語を若干習得し帰国された後にも、チベット仏教総本山のデプン・ゴマン学堂だけではなくザンスカールと日本のみなさまとのご縁が続いていることは、大変素晴らしいご縁であると思われます。ゲンギャウ師によれば、最近はラダックの道路なども昔よりかなり整備され、ラダックの中心都市であるレーからも4時間くらいでザンスカールに行けるようになったので、日本のみなさまもご縁があれば是非お越しください、とのことです。

ゴペル・リンポチェはチベット暦正月の末では、御自坊で特に密教の研鑽に励まれ、4月に再来日なさる予定ですが、インドにお戻りになられても、現在日本別院で行なっている通常祈祷法を毎週金曜日に継続して頂け、本年と同じように来年度の一年間の厄除祈願も行なってくださることとなりました。またリンポチェがご不在の時でも、みなさまが日々仏教を実践したり、学習したりしたことを復習されるために、事務局にもさまざまな指示をされて帰られましたので、その内容については別途ご案内申し上げたく存じます。

このたびはあっという間の一ヶ月でありましたが、昨年活動を再開した後、久しぶりに多くの方々がご参加くださり大変ばたばたしておりましたので、明日より徐々にみなさまの祈願文などについても発送作業をさせて頂きます。また準備不足など至らぬ点も多々あったとは思いますが、運営事務局側でもさらに一層精進して参る所存ですので、今後とも温かいご支援をいただけますようお願い申し上げます。

みなさままたお会いしましょう

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