2024.11.29

木龍歳 釈尊降臨大祭・チベット密教息災護摩供会が成満しました

2024年11月22日・23日の両日、本年度の釈尊降臨大祭の特別法要が大本山大聖院を依所としてゴペル・リンポチェならびにゲンギャウ師の両名によって勤修され、成満しましたのでご報告申し上げます。

本尊十一面観音
ダライ・ラマ法王の加持を受けた観音菩薩の砂曼荼羅
弥勒菩薩
ゴペル・リンポチェとゲンギャウ師
ゲンギャウ師による曼荼羅供養
教主釈迦牟尼如来の対する礼讃偈がたくさん唱えられました
ゴペル・リンポチェの裏の左手より怖畏金剛尊曼荼羅・金剛界曼荼羅

午前中の法要が終了すると午後から翌日の息災護摩のための準備がはじまりました。まずは息災護摩供養を行うための炉を製作します。

翌日11月23日は、息災護摩を炊くための準備行として怖畏金剛尊の生起次第が修法されました。

怖畏金剛尊の捧げる我生起・前方生起の二種類の供物が陳列されます
怖畏金剛尊に捧げる供物はすべて赤色に着色されます
髑髏杯で内供養を行うゴペル・リンポチェ
護摩供養で使う瓶を成就するゴペル・リンポチェ
瓶を怖畏金剛尊として成就するために怖畏金剛尊の根本真言を念誦します
瓶は二種類あります

法要が終わると急いで護摩法要の準備がはじまります。お堂のなかで成就した供物などを境内に持ち出して並べていきます。午前中の法要に参加してくださったみなさまがお手伝いしてくださりスムーズに準備が進みました。

午後1時からは護摩法要がはじまりした。護摩法要の開始にあたり、ゴペル・リンポチェからこの法要は世界のすべての人々の平和・息災を祈るものであること、参列される方もそのような気持ちでお参りくださいとの説明がありました。

導師を務められるゲンギャウ師
怖畏金剛尊の梵字をいれた護摩木はひとつひとつ大聖院座主吉田正裕猊下によりお祈りされ奉読されました
Windows, MacOSのチベット語環境を構築したエンジニアのスティーブ・ハートウェル氏もアメリカから参加してくださいました

施主のみなさま、お手伝いをしてくださった参加者のみなさま、また足をとめて一緒に世界平和をお祈りしてくださったみなさま、そして大聖院のスタッフのみなさまに心より感謝申し上げます。みなさまのおかげさまで2000年代からほぼ毎年行ってきました世界平和を祈る護摩法要を無事に成満させていただくことができました。

来年の11月23日も紅葉が最も美しいこの季節に神の島、宮島の大聖院でまたみなさまとお会いでき、この世界が、そしてチベット・日本・宮島にご縁のあるみなさまが、もっと平和で幸せになれますようことをスタッフ一同お祈り申し上げます。


RELATED POSTS