2024.08.09

弊会の創始者のケンスル・リンポチェの般若心経の読経音声がついた新刊『描く瞑想 チベット仏画を無心になぞる』が出版されました

弊会の創立者であるゴマン学堂第75代学堂長ケンスル・リンポチェ・ゲシェー・テンパ・ゲルツェン師が以前東洋文庫チベット研究室で研究員として活躍されていた時に録音された般若心経のデータがついた本が新たに出版されましたのでお知らせいたします。

書籍はチベット仏画師・絵師・旅人としてご活躍の飯野博昭(サイト)さんによるもので、チベットの仏画であるタンカの下絵となるものをなぞり、彩色していくことで仏さまたちを身近に感じようという企画のものです。書籍そのものがよい紙質でできており、そのままお使いになられても、トレーシングペーパーなどを使ってトレースしていってもよいように初心者でもチベット仏教の伝統的な仏画の世界を体験できる造本となっています。

仏像の彫刻や絵画で如来の姿を現実に自分で造りだしたり、依頼して造ってもらったり、仏像を建立したり描く行為を随喜することは、全世界の原子の数と同じだけの独覚の阿羅漢に毎日供物を捧げることより遥かに大きな功徳があると仏典で説かれています。その功徳はどのようなことがあっても決して尽きることがなく、一切衆生を導く仏の境地を必ず実現できるようになる無量の功徳があります。小さな子供が遊びで描いたどんな小さな仏の姿であろうとも、そのモデルとなる如来の所依の力によって、その姿を見る者、そのような存在を聞くもの、そのような如来たちことを想う者、そのような作品に触れるもののすべての人々に無量の功徳が生じる、と経典で説かれています。

本書を使ってさまざまな方々がそのような功徳を積まれることを願い、ここにみなさまにもご紹介いたします。

  • 書名:『描く瞑想 チベット仏画を無心になぞる』
  • 描・著:飯野 博昭
  • チベット語読経:ケンスル・リンポチェ・ゲシェー・テンパ・ゲルツェン
  • 初版:2024.8.8
  • 出版:明日香出版社
  • ISBN:9784756923479
  • 版型 B5変型100ページ
  • 定価:1,430円(税込)
『描く瞑想 チベット仏画を無心になぞる』(飯野博昭著・明日香出版社)ページサンプル

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