チベット医学・天文学研究所発行の2024年カレンダーに基づいて、お申し込みいただいたすべての方の来年の運勢・厄災を調査し、伝統的にその年に行うべき法事・祈願をチベット暦正月末日までの間に行います。
私たちひとりひとりの人間がまずは自分の周りの家族、友人、同僚、そして全ての人類や衆生に貢献しようとするためにはまずは私たちの身体が健康であり、そして精神的にも健康でなくてはなりません。そのような境涯を実現するためには、あらゆる順縁を享受し、全ての逆縁や逆境に打ち勝つための強い力が必要となります。
自分はちいさな存在なので、人類に貢献したり全ての生きとし生けるものを利益することなどできるわけがない、そう思い何もする前から広い視野や高い志を捨て、自らの人としての能力と無限の可能性を否定してしまい、目の前のことだけを考えて暮らすことは仏教では「懈怠」といい、菩薩行たる「精進」(善にいそしむこと)の対立概念とされています。
しかしながら、私たちは無始以来の様々な悪業や罪障により、いくら良いチャンスや順縁があっても、その結果を享受できないこともよくあります。また普段何も悪いことをしていなくても、不幸が降りかかったり災難に遭うこともよくあります。これらは私たち個々の人間が持っている業の結果ですが、その逆縁が逆境を生み出すことなく、順縁へと変化させるために、チベットの人たちは仏教の伝統的な占星術に基づいて、来たるべき未来への備えの一つとして、自らの生まれ年と関係する天体の動きに基づいて厄除の修法を僧院に依頼することは極めて一般的です。
特にインド・チベットに伝わる無上瑜伽タントラの密教儀礼とカーラチャクラタントラ(時輪タントラ)に基づく天文学・占星術に基づく厄除祈願は、チベット文化圏に住むひとたちにとって家族や友人などの全てが自分の周りの人間が一年間を無事平穏に過ごすために極めて一般的なものです。
チベット仏教ゲルク派総本山デプン・ゴマン学堂の正式な日本支部の弊会でも、こうした伝統に基づいた厄除祈願のお申し込みを本年度ご希望されるみなさまから以下の通り募集させていただきます。
厄除祈願法の流れと内容
- まずは当サイトのカートよりお申し込みください。お申し込み頂いた方のみなさまに生まれ年の干支・年齢・性別などを伺うメールを送らせていただきます。
- みなさまのお名前・干支・年齢・性別などに基づいて、チベット医学・天文学研究所発行の2024年カレンダーに基づいて、お申し込みいただいたすべての方の来年の運勢・厄災・為すべき法要などを調査し、その結果をメールにてお知らせします。
- お申し込みいただいた方の生まれ年によって、ご祈願の内容・その年になすべきことが異なりますので、個別に承ります。また生まれ歳別の厄除修法は、修法すべき法要が異なり、また修法すべき日取りも異なりますので、事前にどのような法要をいつ行うのか、事務局から簡潔にお知らせいたします。
- すべての方を対象に、特に本年度に行うべき法事・祈願をまとめて、4会あるいは5会より(約二時間程度)の法要を日本支部の担当ゴペル・リンポチェがご監修なさり、デプン・ゴマン学堂の祈祷所の僧衆とともに、チベット暦木龍歳正月元日より正月末日までの間に行います。
- 法要の様子は写真や動画などで随時お知らせいたします。
- 法要が終了したら本年度のお守りをゴペル・リンポチェが3月中旬にインドからお持ち帰りになり、それをみなさまに送付させていただきます。
干支や性別によってなすべき法要の種類が異なります
たとえば、暦によれば
戌歳・辰年生まれの者の厄災消除のため『二万五千頌般若経』を読誦する、放生(生き物を助ける)・商談や紛争を避ける・『薬師経』を読誦し、『薬師経儀軌』を行い『陀羅尼集成』を読誦すべきである。
とあります。もちろん自分のことですので、この全てを自分でできれば最高ですが、通常は自分一人ではできません。また普段読み慣れていないお経が儀式をして、正しく儀式ができない場合もありますので、通常は僧侶の方を4名、8名、12名とお招きして、一年の初めにこれを行います。また八卦や二黒土星の人はこうすべきである、といった個別の生まれ歳に対応した厄除もありますので、それは干支以外に別途行うことになっています。
木龍歳新年開運厄除祈祷のお申し込みの概要
- 法要名:木龍歳新年開運厄除祈祷(四会もしくは五会程度を予定)
- 実施日:チベット暦第17ラプチュン木龍歳正月八日より正月末日まで
- 責任監修:ゴペル・リンポチェ・ガワン・ニェンダー師
- 職衆:デプン・ゴマン学堂会衆
- 拠所:本山デプン・ゴマン学堂祈祷所(デプン・ゴマン学堂内)など
- 募集人数:若干名
- 支具料
- 個人でのお申し込み:支具料:25,000円
- 同じ生まれ歳のご友人などの5名さままでのグループ:支具料:30,000円
- ご家族・ご団体の全員分(10名さままで):支具料:50,000円
- 授与品:2024-2025年度の開運厄除のお守りをみなさまに授与いたします。
- 申し込み期限:
- 各お申し込み者の個別調査を行うため、2024年2月12日までとさせていただきます。
- 注記
- 法要の一部は、デプン大僧院の護法尊パルデン・ラモをお祭りするラモ堂(ラモ・ラカン)に依頼するものもあります。
- お申し込みいただいた施主の人数・同じ干支の数や行うべき法要の規模の大小によって、暦に示される行うべき法要を簡略版あるいは広大版に代替してどのように行うのかは、ゴペル・リンポチェが責任をもって監修して頂き指示される予定となっております。
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