2023年10月30日の早朝便でゴペル・リンポチェがインドから無事にお戻りになられました。2019年12月にダライ・ラマ法王猊下の来日の後にインドの伝法会に参加されるため帰国されて以来、ほぼ4年の月日が過ぎましたが、再び広島市西区の真光院にいらっしゃることができました。
今回日本にお戻りになるにあたっては、以前の在留資格が感染拡大などの影響で失効になっていたのを復活したり、インド・日本の関係が近年では深まったこともあり、2回もバンガロールの日本領事館で手続きなどをしなくてはいけなく、日本に来られるまで3週間ほどインド国内で移動をなされ、ようやく広島の地に到着されることとなりました。
真光院には以前龍蔵院から移転して半年近くご滞在になられましたが、これから真光院を本拠地とした活動が本格的にはじまります。まずは留守の間、定期的にお掃除やお供えを欠かさずなさっておられた真光院の信徒のみなさまと、11月1日(水)の三鬼大権現の功徳日の法要へと参列されました。法要終了後には、信徒のみなさまと日本風のカレーを食べたり、チベットから亡命しなくてはならなかった事情などについてご紹介させていだきました。
また水曜はダライ・ラマ法王猊下のお誕生日の曜日で吉日であるので、仏壇へのお供えなどは水曜から始めることとなりました。
日本にいらっしゃらない間に広島でもさまざまな電子決済なども発展し、電車やバスの乗り方の練習などをしながら長旅の休息を取られ、金曜は何かをはじめる吉日なので、留守の間仏法をお護りくださり、人々をお導きくださっていた護法尊たちを供養し、今後も仏法興隆と衆生済度の速やかな活動をしていただくようお祈りさせていだきました。(みなさまからご依頼いただいているご祈祷は11月8日の弥勒菩薩功徳日の法要の後にはじまります。)
明日11月4日は、宮島の大聖院弥勒堂にてダライ・ラマ法王猊下から拝領した釈尊の仏舎利を体内にもつデプン大僧院の弥勒仏の御前にて、古えに教主釈迦牟尼如来が三十三天から再びお戻りなられた大祭の法要・特別法話会がはじまります。明日はこの人間世界に再び釈尊がお戻りになられた吉日です。みなさま釈尊の教えを追念し、すべての生きとしいけるものたちが、幸せであり苦しむことがないようにという大慈大悲の如来の発光する純真無垢な心を、私たちの心のなかに灯火として灯しましょう。