デプン・ゴマン学堂試験委員会の主催にて、本年度の学年末試験がチベット暦9月4日(西暦2023年10月18日)デプン・ゴマン学堂新問答法苑にて始まりました。
現在ゴマン学堂の伝統教理課程の仏教梗概初級のクラスからカーラム上級のクラスまで、学堂に在籍している化身ラマをはじめとする学僧たちが仏典の暗唱と理解に基づいて行う教証および論理に基づいて行う理証の両方によって一年間の学習成果を問答の立論者・対論者の両方の立場に立ちながら各4名の試験官の前で問答を行うことで採点する試験がはじまりました。試験に際して管長猊下および僧院の規律を監督責任者である維那の両名が巡回しながら試験全体を監督してきます。
問答の試験は直前に試験官から与えらた該当するテキストの一節が与えられ、それについて所定の時間内問答を行なっていきます。採点は減点方式で試験官たちは問答を行なっている僧侶たちが間違った命題や論理的に破綻した命題を語るたびに減点していきます。