2022年4月15日、デプン・ゴマン学堂の新旧学堂長がダライ・ラマ法王に拝謁し、先代のガリー・ケンスル・リンポチェ・ロサン・ギャルツェン師、当代の学堂長チャデル・ケンリンポチェ・ジクメ・ギャツォ師のお二人が個別にデプン・ゴマン学堂の現状について報告させていただきました。
ダライ・ラマ法王からケンスル・リンポチェには、6年間の任期を全うされたたことを労うお言葉がかけられ、ケンリンポチェに対しては今後の6年間の任期にあたりさまざまな助言などが授けられました。
本山デプン・ゴマン学堂は、ダライ・ラマ法王のご指導に基づき、現在、ロシア、アメリカ、フランス、台湾、日本と海外の公式な支部をもつだけではなく、モンゴル、ロシアにも多くの末寺もあります。特にモンゴル、ロシアなどの末寺では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により出身寺へと帰国した留学僧たちのためにも、暗記試験・筆記試験・問答試験などの正式な年度末試験を受験し、仏道の求学が途絶えないようパンデミックの間にも教育活動を継続してきました。
2020年12月にダライ・ラマ法王はデプン・ゴマン学堂をご訪問され、『四百論』の問答大会にご臨席された後、2022年3月18日に行われた本年の祈願大祭十五日までの間、ほとんど全ての謁見が中止となり、法話もすべてはオンライン配信となっておりましたが、3月18日以降は少しずつ謁見や授戒式などの重要な儀式などから対面でのご公務も復活させておられます。