2020.10.18

PCR検査にあたって「新型感染症の拡大は、私たちが善業を積むための素晴らしい機会であり、これを喜びとすべきなのです」との学堂長からお話がありました。

世界第2位の感染者数・1日あたりの増加数が世界第一となってしまったインドですが、デプン・ゴマン学堂では、先日はPCR検査などを行い、再びロックダウンを二週間強化するという措置をとっています。

今回のPCR検査にあたって、ケンリンポチェ・ロサン・ギャルツェン学堂長からは次のような基本方針の確認に関するお話がありました。

ケンリンポチェによるお話

今回の感染症に対して私たちはまず、「私自身が他の人に対して感染症をうつさないように気をつける、善業を積むための素晴らしい機会を今回得た」と嬉しく思い奮起すべきなのであって、そう考えずに不要な無意味なことを考える機会ためのではありません。

私たちが普段から学んでいる仏典のなかにも、またいつもダライ・ラマ法王が説法でお話されているように、私たちが学んでいる仏教は、精神的な困難や心の問題を解決するためのものにほかなりません。そしてそのための治療をすることで、これらは心の持ち方の問題です。

いまのような大きな問題が起こっている時には、自分たちで自分たちの心をきちんと管理して、このような問題に一喜一憂しないでいれるのならば、私たちは仏教を学んでいることの意味があるのです。もしもそのような心の持ちようをせず、意味のないことを考えたり、不安になったりすべきでは決してありません。

アボも参加していました
僧侶たちはインドのPCR検査スタッフのお手伝いをしました
ゴマン学堂の作業用エプロン
現在の寺務長は日本にもおられたゲンチャンパです
難民キャンプの衛生局では夜中までみんなで作業を行っています

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