私仏教徒は、いまグローバル化とボーダレス社会が実現する一歩手前に生きている。私たちが仏教をどのように学んで行き、そして次世代へと伝えて行くのか、このような時代にあった仏教の伝法の未来を如何に構築すべきかを考えたい。
近年インターネットでのメディアの普及に伴い、これまでになかった形で個人と個人との直接のコミュニケーションが時空を超えて行うことが容易になりました。昔はシルクロードを何ヶ月も旅して伝法をおこなっていた時代からいまは光の道で伝法を行うことができるようになりました。
過去にはチベット語やサンスクリットは聞いたこともない言葉でしたが、いまはダライ・ラマ法王の説法もライブで直接聞ける時代です。
このようなグローバル化とボーダレス社会の実現のなか、私たちが仏教をどのように学んで行き、そして次世代へと伝えて行くのか、これについても新しい方法とその方法に相応しい内容というものが、今後考えられなければいけません。
将来の伝法の形を探るためにまずは現状確認からはじめたいと思います。今後仏教を巡るメディアとそのインフラストラクチャをどのようにしていけばいいのかということを合田秀行先生をゲストに迎え、対談形式で先生のご意見をじっくり伺いながらみなさんと語りあいたいと思います。
まずは現在我々がどこにいるのか、ということを確認するために、多くの参加者をお待ちしております。
- 「伝法の未来を考える」第一回準備会議〜現在の確認〜
- 日時:2011年5月24日 · 18:00–19:30
- 会場:大本山護国寺
- ゲスト:合田秀行先生(日本大学文理学部哲学科准教授)
- モデレーター:野村正次郎(弊会事務局長)
- 議論のテーマ:最新のIT技術/電子大蔵経の世界/貝葉から木版~活版からタブレットまで/シルクロードから光の道へ
- 参加費:無料
KEYWORDS: EAST