新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、インドでは、3月25日から21日間は完全封鎖命令が発令され、完全な商店や事業所、工場、オフィス、市場、礼拝所などは閉鎖され、州間バスや地下鉄は運行を停止し、建設作業も封鎖期間中はストップしています。このためチベット難民居留区の近郊にて建築作業などに従事するために自宅から離れて滞在している人たちは、自分たちの所属している行政サービスを受けることもできず大変な困難な状況にあります。
先日のダライ・ラマ法王のメッセージにもありましたように、この人たちへの緊急的な援助が必要なため、このたびデプン・ゴマン学堂では近隣に定住していない、他州やほかの地域から労働に従事している100名以上のインドの人々に穀物や油類などの毎日の食事に必要な食材をはじめとし、感染防止用のマスクなどを配給しました。今回は2回目の配布となりますが、今後も継続してこれらの方々の生活が維持できますように、デプン・ゴマン学堂では、生活に困っている彼らを支援していきたいと考えております。