本日、現在ラダックのレーにおられるダライ・ラマ法王から安倍首相宛にこのたびの西日本での災害に対してのお見舞いと亡くなられた方へのお悔やみの親書が送られたのことです。
親書の中で、ダライ・ラマ法王は、「多くの命が失われ、その土地に大きな被害があり、困難な状況が起こっていることに大変悲しく思います。」「私は広島を何度か訪問しておりますし、その土地についてもよく存じています。今回の災害で亡くなられた方、家を失われた方のお家族に心よりのお悔やみを申し上げます」とおっしゃっられているのと同時に現在政府によって進められている適切な救助活動や災害対策について大変ありがたいことであるとの謝意を表明なされたとのことです。
またここ数年日本を定期的に訪問することができて、日本人のみなさまが、法王が使命とされる、慈悲や宗教的調和といった人間の基本的な価値を発展させるための努力に対して高い関心をもってくれていることについて、有難く思っておられ、同時にこうした深刻な自然災害の結果人々が心の悲しみと向かいあっていることについて、大変心配をされているとのことです。
またダライ・ラマ法王からのアドバイスとしては、こうした悲しいことが起こっている時には、般若心経を読誦されるとよいとのことです。
ダライ・ラマ法王には、2006年、2010年の2回に1週間以上も広島にも滞在していただいただけでなく、いつも気にかけていただいており、大変ありがたいことと思います。また私ども広島をはじめとして被災地のみなさまも、法王からのお言葉を大切に、この苦境をみなさんとともに乗り越えていきたいと存じます。
また以下は以前ダライ・ラマ法王が石巻を訪れられた時の映像ですが、もしいまこの地にいらしたら同じことをおっしゃるであろうと思われますので、ここにシェアさせていだきます。