多種多様な生物の集まる静かな東山の中腹にある安楽寺の御住職の御母堂、伊藤あずみさまがお声がけ下さり、長らく京都法話会をさせていただいておりました。
夏の暑い時には湧き出る井戸の冷えた水を汲みおき、寒い日にはお茶をあつあつにして寒い渡りどのをなんども行き来してみなさまにご用意下さいました。明るいお迎えの声と変わらぬ笑顔、何度思い出してもそのようなお人柄で、珍しく困ったお顔をされているかと思えば、それは自分の為ではなく必ず誰かを案じて、僧侶にご相談される時で、それも大丈夫ですよと僧侶が言うと、くだんの破顔で「そうですよね。安心いたしました」と手を合わせられる方でした。
ゲンロサン師も、法話会をするのにこのように佳い場所、機会は多くないと仰っておられたのを思い出します。京都の法話会に行かれたことのあるゴマン学堂の先生方もあずみ様を偲んでおられました。私たちが出会い、支え合いながら過ごした今生は大変尊く有り難いものでした。あずみ様を偲んでの最後のお別れ会のご案内が参りました。
2018年5月13日(日)11:00 法要
- 拠所:住蓮山 安楽寺 http://anrakuji-kyoto.com
〒606-8422 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地
残念ながら、チベット僧侶のお二方は東京で法要・法話会があり参加できませんが、どなたでも御参加下さい。とのご案内がございましたので、お知らせ申し上げます。