いやいや、チェンモ(大)ではないでしょう。
そう笑って仰ったゴマン学堂の管長さま。
以来、「神変大祈願祭」ではなく「神変祈願祭」と呼ぶようにしました。
デプン・ゴマン学堂第79世シュンパ・ケンスル・リンポチェ・ゲシェーラランパ・ユンテン・ダムチュー師は冗談を仰ったのでしょうが。
みんなに愛されていた管長さまです。そんなほんのひと時の楽しい時間を思い出します。
そうして、伝統に基づいたチベット仏教の祈願祭が続いてきているのです。小さい神変祈願祭が今年も行われます。
チベットのお正月に始まる祈願祭です。
*ご注意ください
2月19日−2月22日の期間は日本別院お堂内でのお経上げはありません
広島法話会は、24日土曜日13:30からになります。
神変祈願祭
「神変祈願祭」とは、所謂「舎衛城の神変」と呼ばれる故事に因んだ大乗仏教の縁日です。
お釈迦さまが御歳57歳の時の正月朔日から15日までコーサラ国の首都シュラーヴァスティ(舎衛城)にてプラセーナジット王以下15名の王たちが施主となって釈尊を供養した時、15日間毎日さまざまな神変(奇跡)を起こし一切衆生の功徳を増大させたという所謂「舎衛城の神変」と呼ばれる故事に因んでいます。
特にチベット仏教ではこの縁日は「釈尊の四大節」にも数えられ、ゲルク派の宗祖ジェ・ツォンカパ大師(1357-1419)がチベットの首都ラサのトゥルナン(大昭寺)で創始して以来、今日まで正月の大祭として続いております。
なかでも釈尊が外道の六師を駆逐した正月8日から15日までの一週間はラサの市民が全員集合し灯明をともし、亡くなった者の冥福を祈り、すべての生きとし生けるものの幸福を祈る「祈りの週間」となっております。当学堂の出身者で、清朝の大ラマとなったチャンキャ二世ロサン・チューデンもこの時期に積んだ善業は通常の百千万倍の功徳を積むことになると説明しております。
- 神変祈願祭期間:2018年2月23日(金)〜2018年3月2日(金)
- 法要時間 午前10:00-11:30 午後15:30-17:00
2018年2月23日(金)10:00-11:30 神変祈願祭緑多羅四曼荼羅供養 申し込み →
2018年2月24日(土)13:30-15:30 神変祈願祭特別法話会
2018年2月25日(日)15:30-17:00 神変祈願祭護法尊特別供養 申し込み →
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- 場所:龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院
神変祈願祭特別法話会
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- 特別講師:ゴペル・リンポチェ・ガワン・ニェンダー師
- 通訳・解説:根本裕史
- 日時:2018年2月24日(土)13:30-15:30
- 会場:龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院