初めての日本での法話会行脚(新幹線ですが)も終わり、ゴペル・リンポチェはアボさんと兄弟旅を終えて広島に戻って来られました。東へ西へと行きも帰りも滞在先でも、日本の技術に関心を持ち、日本の方々とのコミュニケーションをとるべく、覚えたての日本語でのご挨拶に果敢にいどんでいらっしゃいました。
京都でも、東京でも在日チベット人の方々がご挨拶に見えられたので、リンポチェも言葉が通じて大変楽しそうでした。ご案内くださったみなさま、お越しくださったみなさま、今回は残念ながらとご連絡くださったみなさまにお礼申し上げます。
法話会に参加された方々に、最後に要点を示されたり、復習をして分からない箇所は、次回質問してくださいとおっしゃったり。近畿定例法話会では、どなたにでもわかりやすい、ゲルク派の宗祖ジェ・ツォンカパの修行の歌の解説を行っています。
『菩提道次第要義』はジェ・ツォンカパが、自らが仏教の修行をどのように行ったのかを綴った美しい詩文です。これには伝統的なメロディーもついており、
瑜伽行者たる私も実践をこのように行いました。
解脱したいと思う。あなたもこのようになさいますように。
と語りかける口調になっております。この世に生きていることの意味からブッダになるというのは、どういうことなのか、ということに至るまで、人が仏教とどのように向き合うのか、ということを語った名文を、2回目以降もリンポチェから解説していただきます。
拠所は哲学の道より一本山際の、通称「隠れ道」に面している「安楽寺」(法然院さんの南どなり)です。静寂のなかで古へのチベットの教えを学び、哲学の道の散策をお楽しみいただければ幸いです。
7月の予定が、叶わず、8月5日にまとめて第2回(午前)、第3回(午後)とさせていただく事になりました。昼食は各自でご持参くださいますよう、お願い申し上げます。酷暑の折、安楽寺さまのご配慮で、クーラーの効いた椛の2階での開催となりました。
- 2017年8月5日(土)第2回(午前の部10:00~12:00)第3回(午後の部13:30~16:00)
- 講師:ゴペル・リンポチェ師
- 内容:ジェ・ツォンカパ『菩提道次第要義』
- 拠所:住蓮山 安楽寺 http://anrakuji-kyoto.com
〒606-8422 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地 - 参加料:志納