2017.03.06

舎衛城の神変に因んだ神変祈願大祭がはじまりました

2017年3月5日、本日より一週間、釈尊が神変(神通力)をこの世で示されたことに因んだ神変祈願大祭(モンラム)がはじまりました。

「神変大祭」は、釈尊が当時のインドの王たちが釈尊を供養していたのに外道の祖師たちが嫉妬し、彼らが王たちに要請し神通力の競争を行った故事に基づいています。釈尊が無数の奇跡を起こしたこの「舎衛城の神変」と呼ばれるエピソードは、様々な仏典に説かれており、インドでも古くから「千仏化現図」として彫刻や絵画で表現されてきました。

チベットでは特にラサのトゥルナン寺のジョウォ・シャーキャムニ像をゲルク派の宗祖ジェ・ツォンカパ・ロサンタクパが荘厳された後に供養された後に、開催した大法要以来、一年の中でチベット仏教において最も重要な法要の一つです。

日本別院では2015年以来毎年この時期にはこの法要を開催して下り、今年は本来はゴペル・リンポチェが来日されていた予定ですが少し遅くなっていますので、アボさんがお一人で毎日の法要を行われます。

「舎衛城の神変」について詳しくは、次の論文の後半に詳しく翻訳が載って下りますので、どうぞ参考にしてみてください。

「クシェーメーンドラ本「舎衛城神変説話」の源泉資料について」


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