菩薩たちが到達している菩薩行・「彼岸」のライフスタイルは、自分よりも他者の方が大事だと思う、大悲心に基づき、究極の悟りの境地である一切相智の境地を目指す人たちです。彼らは自らに起こるどんな悲しい出来事や辛い出来事も気にすることなく、ただただひたすら利他の心を貫き通しています。
大乗仏教というのはそのような菩薩たちの教えを説く仏教であり、菩薩たちの心境、特になぜそのように思うことができるのか知ることは、大乗仏教の本質を知る上で欠かせないだけではなく、私たちがより良い生き方、より良いライフスタイルを送る上での学ぶべき智慧の一つです。理論的、体系立った世界観を学ぶことは、様々な生き物が活動を活発にするこの春の陽気の中大変奥深いことかと思います。
ゲシェー・ロサン・ゲレク師を囲んでこの菩薩の生き方を綴ったチベット仏教の菩薩道を説く名作ギャルセー・トクメー・サンポ著『37の菩薩の実践』をダライ・ラマ法王の解説本をもとに共に読んでみたいと思います。
- 日時:2016年5月8日(日)13:00-16:00
- 場所:GOMANG HOUSE TOKYO
- 講師:ゲシェーラランパ・ロサン・ゲレク師
- 通訳・解説:野村正次郎
- 参加費:5000円
- テキスト:『勝子三十七頌』
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ著 /春秋社
http://www.amazon.co.jp/ダライ・ラマ-生き方の探究-ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ/dp/439313320X