ダライ・ラマ法王は旧友のジョージ・ブッシュ前米国大統領に招かれ、満80歳のお誕生のお祝いの会に出席されました。サザン・メゾシスト大学とブッシュ・センターとの共催で行われた講演会の最後にダライ・ラ法王は次のように締めくくられました。
この数日様々な場所で様々な機会に「ハッピー・バースデー」「ハッピー・バースデー」と言われてお祝いしてもらいました。私たちは次のようにお話ししました。
実際には、「新しい世紀」「新しい十年」「新しい年」「新しい月」「新しい日」---これらのすべての日は、毎日が「新しい日」であり、「ハッピー・バースデー」なんです。これ分かりますか。
毎日1日1日を「ハッピーディ」(幸せな日)として使わないといけないということです。ハッピーディ(幸せな日)を使うためには、内面的な価値というものが鍵となる要素なのです。ケーキなんじゃないんです。
心の中に多くの心配事、悩み、ストレスそんなものを抱えていたら、どんなに大きな誕生日のケーキをもらったとしても、心の平安はもたらされません。そしてすべての人が、心の平和を実現できる能力を持っているんです。それは教育のある人だから、教育のない人だから、お金持ちだから、貧乏だから、この肌の色だから、あの肌の色だから、宗教を信じているから、信じてないから、そういうものは関係なく、私たちすべての人がその可能性を持っているんです。
どうぞこのことに気づいてください。自信を持ち続けないといけないんです。もっと情熱的になってください、そしてもっと楽天的になってください。
楽天的であるというのは幸せになるための重要な要素です。