みなさんもご存知の通り、広島では先日の大雨による土砂災害で大きな被害を被っている地域があり、土砂の除去などの支援のため多くのボランティアが現地に駆けつけています。
東日本震災の際、居ても立ってもいられなくてすぐにボランティアに行きたいというゲン・チャンパとアボさんを体制が整うまで待つように説得した覚えがあり(結局しばらくして石巻に行かれましたが)、いつも心配そうにニュースを観ておられたので、今回もきっとそんな気持ちになられているだろうとは思っていました。
ただし、今回は日本語の堪能なアボさんが月末まで不在なので、戻って来られたらすぐに手続きをして、お二人でボランティアに参加してもらって、、、、などと思案していたところ、朝早く在広チベット人の男性から電話があり、
「ゲン・チャンパと復旧ボランティアに参加しに現地に来ています」とのこと。
やっぱり! さすがゲン・チャンパ!!
日本語を聞くのはずいぶん慣れられましたが、シャイな性格もあって、口数の少ないゲン・チャンパですが、なすべきことはきっちりされます。私の心配をよそに、まさに「不言実行」。
夕方、ドロまみれになって帰って来られた長靴と作業ズボンは石巻に行った時のものでした。
現地では日本人の若者の何倍もの力とスピードでもくもくと作業されていたそうです。
日本では最近、あまりスコップなど使って手作業で泥や砂利などを運ぶことはないけど、チベットでは結構普通だったし、毎日200段程の階段を走って上り下りしているので全然平気だとおっしゃっていました(先日エアコンを設置した時に、一人でひょいひょいっと室外機を肩に抱えて200段を運んでくださいました)。
アボさんも今頃東京でヤキモキしてるだろうなぁ。
今年も境内には、ゲン・チャンパが少しずつ挿し木して増やした日々草が、賑やかに花を咲かせています。