お寺で働き始めた頃に弊会の野村代表から「ご祈祷」についての説明を「お坊さまはメッセンジャー、花キューピッドなんですよ。」と聞きました。
花)誰かに花を贈りたいとき、まず花屋さんに目的や予算や花のイメージを伝え、花屋さんがその要望に応えた花束やブーケなどをアレンジして、送りたい方にお届けします。
寺)ご祈願の目的、お願い事、対象者などをお坊さまに伝えると、お坊さまがその要望にあったお経をあげてご祈願を仏さまに届けて下さいます。
野村代表曰く
「仏さまにお願いやお祈りしたいと思っても、ほとんどの人が適したお経をよめないでしょう。花屋さんがお客様の要望にあった美しい花束を作れるように、毎日お勤めに励んでお経を熟知したお坊さまたちが私たちに代わって仏さまに祈願を届けて下さるんです。」
ただ、花キューピッドは形のある花を届けるのに比べて、ご祈祷はお坊さまにお願いしたら終わり、ではありません。お坊さまは依頼主の気持ちや願いを伝えるので、本人に気持ちや思いがなかったり、弱かったり、ただ申込用紙に書くだけでは伝わらないというわけです。
1に何を掛けても1、0.5しかなければ、いくらお坊さまが一生懸命お祈りしてくださっても半減してしまいます。祈りが叶うように強い気持ちで一生懸命努力すれば、お坊さまたちの力も加わり何倍にもなるのだと思います。
いつもおっしゃるように、何事も責任は全て自分。
ただし、頑張ればお坊さまがサポートして下さいます。フラワーデザイナーならぬ、ご祈願メッセンジャー(?)の弊院のお坊さまたちのパワーと腕前は折り紙付きですぞ!