「私は悪いことをしていないのに、何故こんな不幸な目に遭わなければいけないのですか?」
信じて尽くしてきた異性に裏切られたというご相談者がいらっしゃいました。
その相談に対するアボさんのお答えは、
「私たちは結果には必ず原因があると考えます。
現世のあなたが悪業をしていなくても、前世でしたことの結果が今現われているのかもしれない。
苦しみや困難はその業が消滅しているのであって、その後はよい方向に向かっていくと考えるとよいでしょう。」
それでもまだやはりその人を忘れられない、ふと思い出しでは涙したり、ときには「死んでしまえばいいのに」という憎しみで心が痛くなるという相談者に、
「努力して解決できることなら、例えばしっかり話をして相手が変わるのであれば努力すればよいが、そうでないなら固執しない、諦めることも必要です。
本当にその人といることがあなたにとっての『幸せ』なのか?『苦しみ』の原因は何なのか?仕事があって、ご飯が食べられて、家があって、守るべき家族がいるのは『幸せ』ではないのでしょうか? 本当の『幸せ』や『苦しみ』についてよく考え、分析してみればわかるでしょう。
『苦しみ』だと思っていることに固執しないで、自分のことだけを考えないで、もっとまわりをよく見てみれば、本当の自分の『幸せ』に気づくはずです。
『苦しみ』は自分が作り出しているのですよ。
反対に『幸せ』も自分が作り出すことができます。自分の中にあるのですよ。