2013.06.07

来世のための善業

ゲン・ロサンをお迎えし春季特別法会とbTibetを開催しています。「初心者なんですが、法話会って難しいんですよね。」というお問い合わせをよく受けます。

はい、たぶん。いえ、きっと難しいと思います。

もう長年足を運んでくださる方から「最初は全然わからなかったけど、ある日パッと閃くものがあって、それから今までの点と点が結ばれていった」とか、「日本語の通訳を聞いていてもほとんど外国語のように感じられたけど、今日のお話の中で2つはすごくよくわかるところがあって、早速実践してみます」とかという話をよく聞きます。

お坊さんではない一般のチベット人にとっても法話は難しいと言われています。それでも敬虔なチベット人たちは熱心にお寺にお話を聞きに通うそうです。

難しい中にもきっと得られるものがあるに決まっていますが、、、うーん、どうやってそれをうまく説明すればいいのだろうと思っていたのですが、先日こんな言葉を聞きました。

「今わからなくても来世でわかるかもしれないしね。」

はっ!!!

腑に落ちました!

狭い日本にいると、ついつい目先のことばかり思い悩んだり、結果を急いだりしていまいますが、お坊さんたちやチベット人はもっと全てを大きくゆったりと捉えていますね。

善業は必ず良い結果を生むそうです。

もし、何か頑張ってなかなかよい結果がでなくても、難しい法話にくじけそうになっても、「来世のための善業」と思うと、ちょっと幸せな気分になるかもしれません。


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